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設定

Starshipの設定を開始するには、~/.config/starship.toml ファイルを作成します。

sh
mkdir -p ~/.config && touch ~/.config/starship.toml

Starshipのすべての設定は、このTOMLファイルで行われます。

toml
# エディターの補完を設定スキーマに合わせて取得
"$schema" = 'https://starship.rs/config-schema.json'

# シェルのプロンプトの間に空行を挿入する
add_newline = true

# 記号"❯"を記号"➜"に置き換える
[character] # 設定対象のモジュール名は 'character'
success_symbol = '[➜](bold green)' # セグメント 'success_symbol' を '➜' 配色 'bold green' (太字の緑色) に設定

# package モジュールを無効化してプロンプトから完全に非表示にする
[package]
disabled = true

設定ファイルの場所

STARSHIP_CONFIG 環境変数を使用することによって、デフォルトの設定ファイルの場所を変更できます。

sh
export STARSHIP_CONFIG=~/example/non/default/path/starship.toml

PowerShell (Windows) で同様に $PROFILE にこの行を追加します。

powershell
$ENV:STARSHIP_CONFIG = "$HOME\example\non\default\path\starship.toml"

または、Cmd (Windows) の場合、starship.luaにこの行を追加します。

lua
os.setenv('STARSHIP_CONFIG', 'C:\\Users\\user\\example\\non\\default\\path\\starship.toml')

ロギング

Starship は警告やエラーログを既定で ~/.cache/starship/session_${STARSHIP_SESSION_KEY}.log というファイルに出力します。ただし、${STARSHIP_SESSION_KEY} は端末のそれぞれのインスタンスに対応して決まります。 ディレクトリ名は環境変数 STARSHIP_CACHE を使って変更できます:

sh
export STARSHIP_CACHE=~/.starship/cache

PowerShell (Windows) で同様に $PROFILEにこの行を追加します。

powershell
$ENV:STARSHIP_CACHE = "$HOME\AppData\Local\Temp"

または、Cmd (Windows) の場合、starship.luaにこの行を追加します。

lua
os.setenv('STARSHIP_CACHE', 'C:\\Users\\user\\AppData\\Local\\Temp')

用語

モジュール: OSのコンテキスト情報に基づいて情報を提供するプロンプト内のコンポーネントです。 例えば、現在のディレクトリが Node.js のプロジェクトの場合、現在コンピュータにインストールされている Node.js のバージョンが表示されます。

変数: モジュールが提供する情報を含むサブコンポーネントを小さくする。 例えば、"nodejs" モジュールの "version" 変数には、Node.js の現在のバージョンが含まれています。

慣例により、ほとんどのモジュールにはデフォルトの端末色の接頭辞("nodejs" の via など)と接尾辞として空のスペースがあります。

文字列

TOML記法では、文字列'"'''"""で宣言されます。

これらのStarship記法の記号は文字列のフォーマットにおいて特別な用途があり、文字として表示するためにはエスケープしなければなりません: $ [ ] ( ).

記号種類備考
'リテラル文字列少ないエスケープ
"文字列より多くのエスケープ
'''複数行リテラル文字列少ないエスケープ
"""複数行文字列より多くのエスケープ。宣言内の改行はエスケープで無視できます

例:

toml
# リテラル文字列
format = '☺\☻ '

# 通常文字列
format = "☺\\☻ "

# Starship の特殊記号をエスケープ
format = '\[\$\] '

改行を指定したい場合、複数行宣言が使えます。 例えば、新しい行に $ 記号を表示したい場合、以下の format の設定が等価です。

toml
# リテラル文字列を用いる
format = '''

\$'''

# 複数行基本文字列を用いる
format = """

\\$"""

# 基本文字列を用いる
format = "\n\\$"

複数行基本文字列では、改行をエスケープすることで、実際の値に影響を与えずにソースコードを整形できます。

toml
format = """
line1\
line1\
line1
line2\
line2\
line2
"""

フォーマット文字列

フォーマット文字列は、モジュールが出力するすべての変数に使われる書式です。 ほとんどのモジュールには、モジュールの表示形式を設定する format というエントリがあります。 テキスト、変数、およびテキストグループをフォーマット文字列で使用できます。

変数

変数には、 $ 記号と、その変数の名前が続きます。 変数の名前には英字と数字、_のみを含めることができます。

例:

  • '$version' は、version という名前の変数を指定するフォーマット文字列です。
  • '$git_branch$git_commit'git_branchgit_commit という2つの変数を指定するフォーマット文字列です。
  • '$git_branch $git_commit' は空白で区切られた2つの変数を指定します。

テキストグループ

テキストグループは二つの異なる部分で構成されています。

[]で囲まれている最初の部分は、 フォーマット文字列 です。 テキスト、変数、または入れ子になったテキストグループを追加できます。

2 番目の部分は、 ()で囲まれている スタイル文字列 です。 これは、最初のフォーマット文字列のスタイルを設定するために使用できます。

例:

  • '[on](red bold)' は文字列 on を赤色の太字テキストで出力します。
  • '[⌘ $version](bold green)' は記号 に続いて変数 version の値を、緑色の太字で出力します。
  • '[a [b](red) c](green)'a b c のうち b だけ赤色で表示し、 ac を緑色で表示します。

スタイルの設定

Starshipのほとんどのモジュールでは、表示スタイルを設定できます。 これは、設定を指定する文字列であるエントリ(style)で行われます。 スタイル文字列の例とその機能を次に示します。 完全な構文については、高度な設定を参照してください 。

  • "fg:green bg:blue" は、青色の背景上の緑色のテキストを設定します
  • "bg:blue fg:bright-green" は、青色の背景上の明るい緑色のテキストを設定します
  • 'bold fg:27'ANSI 色 27 の太字テキストを設定します
  • 'underline bg:#bf5700' は、バーントオレンジ色の背景に下線付きのテキストを設定します
  • 'bold italic fg:purple' は、紫色の太字斜体のテキストを設定します
  • '' はすべてのスタイルを明示的に無効にします

スタイルの実際の見た目は、端末エミュレータによることに注意してください。 たとえば、一部の端末エミュレータはテキストを太字にする代わりに色を明るくします。また、一部のカラーテーマは通常の色と明るい色と同じ値を使用します。 また、斜体のテキストを取得するには、端末で斜体をサポートする必要があります。

条件付きフォーマット設定

() 内のすべての変数が空の場合、条件付き書式文字列はレンダリングされません。

例:

  • '(@$region)' は変数 regionNone または空の場合は表示されませんが、値がある場合は @ に続いてregionの値が表示されます。
  • '(some text)' は括弧の中に変数がないので、常に何も表示しません。
  • $combined\[$a$b\] のショートカットとした時、 $a$b が共に None の場合にのみ '($combined)' は空になります。 これは '(\[$a$b\] )' と同じ動作になります。

否定的マッチング (Negative matching)

多くのモジュールには、変数として detect_extensionsdetect_files、および detect_folders があります。 これらの変数には、一致文字列または除外文字列のリストを指定します。 先頭に文字 '!' を指定することで、「否定的」な指定 (つまり除外する文字列) を設定できます。 ディレクトリに_何れかの_否定的文字列が一致すると、モジュールは選択されません。

拡張子に対する一致 (detect_extensions) は、ファイル名の中の最後または最初のドットに続く文字列に対して行われます。 例えばファイル名 foo.bar.tar.gz の場合は、 bar.tar.gz および gz が変数 detect_extensions の一致対象になります。 ドットで始まるファイル名は、拡張子が全くないと見なされます。

どのように動作するかの実例として、TypeScript と一致させたいが MPEGトランスポートストリームファイルを場外したい場合は以下のようにします。

toml
detect_extensions = ['ts', '!video.ts', '!audio.ts']

プロンプト

これは、プロンプト全体のオプションのリストです。

オプション

オプションデフォルト説明
formatlinkプロンプトの形式を設定します。
right_format''右プロンプトの有効化 を参照してください。
scan_timeout30ファイルをスキャンする際のタイムアウト時間 (milliseconds) です。
command_timeout500Starshipによって実行されたコマンドのタイムアウト時間 (milliseconds) です。
add_newlinetrueシェルプロンプトの間に空行を挿入します。
palette''palettes の中から使用する配色を指定します。
palettes{} をユーザー定義の色名に割り当てる配色のコレクション。 ※配色で自身の色定義を参照することはできません。
follow_symlinkstrueディレクトリかどうかをチェックするためにシンボリックリンクをたどります。git などのモジュールで使われます。

TIP

ネットワーク上のファイルシステムへのシンボリックリンクがある場合は、 follow_symlinksfalse に設定することを検討してください。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

# カスタムフォーマットを利用
format = '''
[┌───────────────────>](bold green)
[│](bold green)$directory$rust$package
[└─>](bold green) '''

# starship が現在のディレクトリのファイルをチェックするのを10ミリ秒待ちます
scan_timeout = 10

# プロンプトの前の空行を無効化
add_newline = false

# カスタム配色として 'foo' を指定
palette = 'foo'

# カスタム配色を定義
[palettes.foo]
# 既存の色を上書き
blue = '21'
# 新しい色を定義
mustard = '#af8700'

デフォルトのプロンプトフォーマット

デフォルトの format は、空または format が指定されていない場合、プロンプトのフォーマットを定義するために使用されます。 デフォルトは次のとおりです。

toml
format = '$all'

# Which is equivalent to
format = """
$username\
$hostname\
$localip\
$shlvl\
$singularity\
$kubernetes\
$directory\
$vcsh\
$fossil_branch\
$fossil_metrics\
$git_branch\
$git_commit\
$git_state\
$git_metrics\
$git_status\
$hg_branch\
$pijul_channel\
$docker_context\
$package\
$c\
$cmake\
$cobol\
$daml\
$dart\
$deno\
$dotnet\
$elixir\
$elm\
$erlang\
$fennel\
$gleam\
$golang\
$guix_shell\
$haskell\
$haxe\
$helm\
$java\
$julia\
$kotlin\
$gradle\
$lua\
$nim\
$nodejs\
$ocaml\
$opa\
$perl\
$php\
$pulumi\
$purescript\
$python\
$quarto\
$raku\
$rlang\
$red\
$ruby\
$rust\
$scala\
$solidity\
$swift\
$terraform\
$typst\
$vlang\
$vagrant\
$zig\
$buf\
$nix_shell\
$conda\
$meson\
$spack\
$memory_usage\
$aws\
$gcloud\
$openstack\
$azure\
$nats\
$direnv\
$env_var\
$crystal\
$custom\
$sudo\
$cmd_duration\
$line_break\
$jobs\
$battery\
$time\
$status\
$os\
$container\
$shell\
$character"""

デフォルトのフォーマットを拡張したいだけなら、$allを使用できます。 フォーマットに明示的に追加したモジュールは重複しません。 例:

toml
# ディレクトリを2行目に移動
format = '$all$directory$character'

AWS

awsモジュールは、一時的な資格情報を使用する場合、現在のAWSリージョンとプロファイル、および有効期限タイマーを表示します。 モジュールの出力は、必要に応じてAWS_REGIONAWS_DEFAULT_REGIONAWS_PROFILEの環境変数と、~/.aws/config~/.aws/credentialsのファイルが使用されます。

モジュールは、資格情報が~/.aws/credentialsにある場合、または~/.aws/configcredential_processsso_start_urlまたはsso_sessionが定義されている場合にのみプロファイルを表示します。 あるいは、環境変数にAWS_ACCESS_KEY_IDAWS_SECRET_ACCESS_KEYまたはAWS_SESSION_TOKENのいずれかが定義されていれば条件を満たします。 もしforce_displayのオプションをtrueに設定した場合、上記の条件による資格情報が検出されない場合でも、利用可能なすべての情報が表示されます。

aws-vaultを使う場合、環境変数AWS_VAULTからプロファイルが、環境変数AWS_SESSION_EXPIRATIONから資格情報の有効期限が読み込まれます。

awsu を使う場合、そのプロファイルは環境変数 AWSU_PROFILE から読まれます。

AWSumeを使う場合、環境変数AWSUME_PROFILEからプロファイルが、環境変数AWSUME_EXPIRATIONから資格情報の有効期限が読み込まれます。

saml2aws を使用する場合、 ~/.aws/credentials から得られる有効期限情報は x_security_token_expires キーで代替されます。

aws-sso-cli を使う場合、そのプロファイルは環境変数 AWSU_PROFILE から読まれます。

オプション

オプションデフォルト説明
format'on [$symbol($profile )(\($region\) )(\[$duration\] )]($style)'module のフォーマットです。
symbol'☁️ '現在のAWSプロファイルを表示する前に表示される記号です。
region_aliases{}AWS名に加えて表示するリージョンのエイリアスです。
profile_aliases{}AWS名に加えて表示するプロファイルのエイリアスです。
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
expiration_symbol'X'この記号は一時的な資格情報が有効期限切れの場合に表示されます。
disabledfalseawsモジュールを無効にします。
force_displayfalsetrueの場合、credentialscredential_processまたはsso_start_urlが設定されていない場合でも情報を表示します。

変数

変数設定例説明
regionap-northeast-1現在のAWSリージョン
profileastronauts現在のAWSプロファイル
duration2h27m20s一時的な資格情報の有効期限
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

すべてを表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[aws]
format = 'on [$symbol($profile )(\($region\) )]($style)'
style = 'bold blue'
symbol = '🅰 '
[aws.region_aliases]
ap-southeast-2 = 'au'
us-east-1 = 'va'
[aws.profile_aliases]
CompanyGroupFrobozzOnCallAccess = 'Frobozz'

リージョンを表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[aws]
format = 'on [$symbol$region]($style) '
style = 'bold blue'
symbol = '🅰 '
[aws.region_aliases]
ap-southeast-2 = 'au'
us-east-1 = 'va'

プロファイルを表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[aws]
format = 'on [$symbol$profile]($style) '
style = 'bold blue'
symbol = '🅰 '
[aws.profile_aliases]
Enterprise_Naming_Scheme-voidstars = 'void**'

Azure

azure モジュールは、現在のAzureサブスクリプションを表示します。 これは、 ~/.azure/azureProfile.json ファイルで定義されているデフォルトのサブスクリプション名またはユーザー名の表示に基づいています。

オプション

変数デフォルト説明
format'on [$symbol($subscription)]($style) 'Azure module のフォーマットです。
symbol'󰠅 'フォーマットで使用される記号です。
style'blue bold'フォーマットで使用されるスタイルです。
disabledtrueazureモジュールを無効にします。
subscription_aliases{}Azure サブスクリプション名に加えて表示されるそれらのエイリアスの表。

設定例

サブスクリプション名を表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[azure]
disabled = false
format = 'on [$symbol($subscription)]($style) '
symbol = '󰠅 '
style = 'blue bold'

ユーザー名を表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[azure]
disabled = false
format = "on [$symbol($username)]($style) "
symbol = "󰠅 "
style = "blue bold"

サブスクリプション名のエイリアスを表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[azure.subscription_aliases]
very-long-subscription-name = 'vlsn'

バッテリー

batteryモジュールは、デバイスのバッテリー残量と現在の充電状態を示します。 モジュールは、デバイスのバッテリー残量が10%未満の場合にのみ表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
full_symbol'󰁹 'バッテリーが満タンのときに表示される記号です。
charging_symbol'󰂄 'バッテリーの充電中に表示される記号です。
discharging_symbol'󰂃 'バッテリーが放電しているときに表示される記号です。
unknown_symbol'󰁽 'バッテリー状態が不明なときに表示される記号です。
empty_symbol'󰂎 'バッテリーが空のときに表示される記号です。
format'[$symbol$percentage]($style) 'module のフォーマットです。
displaylinkモジュールの閾値とスタイルを表示します。
disabledfalsebatteryモジュールを無効にします。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[battery]
full_symbol = '🔋 '
charging_symbol = '⚡️ '
discharging_symbol = '💀 '

バッテリーの表示

displayオプションを使用して、バッテリーインジケーターを表示するタイミング(threshold)、どのシンボルが使われるか(symbol) と外観(style)を定義します。 display が提供されない場合、 デフォルトは次のとおりです。

toml
[[battery.display]]
threshold = 10
style = 'bold red'

charging_symboldischarging_symbolオプションのデフォルト値はそれぞれbatterycharging_symboldischarging_symbolになります。

オプション

displayオプションは、次の表の通りです。

オプションデフォルト説明
threshold10バッテリーが表示される上限です。
style'red bold'displayオプションが使用されている場合のスタイルです。
charging_symboldisplayオプションが使用されている場合はこののシンボルが表示されます。デフォルトはバッテリーの charging_symbol オプションと同じになります。
discharging_symboldisplayオプションが使用されている場合はこののシンボルが表示されます。デフォルトはバッテリーの discharging_symbol オプションと同じになります。

設定例

toml
[[battery.display]] # バッテリー容量が0~10%の時'bold red'(太字の赤)でdischarging_symbolを表示
threshold = 10
style = 'bold red'

[[battery.display]] # バッテリー容量が10~30%の時'bold yellow'(太字の黄)で記号💦を表示
threshold = 30
style = 'bold yellow'
discharging_symbol = '💦 '

# バッテリー容量が30%より大きい時、バッテリーインジケータは非表示

Buf

bufモジュールは、現在インストールされているBufのバージョンを表示します。 デフォルトでは次のすべての条件が満たされると、モジュールが表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
format'with [$symbol($version )]($style)'bufモジュールの形式。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。
symbol'🐃 'Bufのバージョンを表示する前に使用される記号です。
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['buf.yaml', 'buf.gen.yaml', 'buf.work.yaml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalseelixirモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv1.0.0bufのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[buf]
symbol = '🦬 '

Bun

bun モジュールは、現在インストールされているbun JavaScript ランタイムのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにbun.lockbファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにbunfig.tomlファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🥟 'Bun のシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['bun.lockb', 'bunfig.toml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold red'モジュールのスタイルです。
disabledfalsebun モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv0.1.4bunのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

フォーマットの変更

toml
# ~/.config/starship.toml

[bun]
format = 'via [🍔 $version](bold green) '

Node.js を置き換える

Bun ランタイムだけが表示されるように、設定中の nodejs モジュールdetect_files プロパティを上書きできます。

[nodejs]
detect_files = ['package.json', '.node-version', '!bunfig.toml', '!bun.lockb']

C

c モジュールは、利用しているCコンパイラに関するいくつかの情報を表示します。 デフォルトでは、カレントディレクトリに.cまたは.hファイルが含まれている場合、モジュールが表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version(-$name) )]($style)'モジュールのフォーマット文字列。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'C 'コンパイラの詳細を表示する前に使用される記号です。
detect_extensions['c', 'h']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
commands[ [ 'cc', '--version' ], [ 'gcc', '--version' ], [ 'clang', '--version' ] ]コンパイラを検出する方法
style'bold 149'モジュールのスタイルです。
disabledfalsecモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
nameclangコンパイラ名
version13.0.0コンパイラのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
styleオプション style の値をミラーする

versionはデフォルトのフォーマットではないことに注意してください。

Commands

commandsオプションは、コンパイラのバージョンと名前を判別するためのコマンドのリストを受け入れます。

各コマンドは、実行可能ファイル名 (とそれに続く引数) のリストで表現されます。通常は['mycc', '--version']のようになります。 StarshipはSTDOUTから結果が得られるまで各コマンドを実行を試みます。

もし、Cコンパイラがこのモジュールでサポートされていない場合は、GitHubで問題を提起することでリクエストできます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[c]
format = 'via [$name $version]($style)'

Character

characterモジュールは、端末でテキストが入力される場所の横に文字(通常は矢印)を表示します。

characterは、最後のコマンドが成功したかどうかを示します。 表し方は下記の2つです。

  • 色の変更 (/)
  • プロンプトの表示の変更 (/)

デフォルトでは、色だけが変更されます。 形も変えてみたい場合はこのサンプルも参考にしてください。

WARNING

vimcmd_symbolはcmd, fish and zshでのみサポートされています。 vimcmd_replace_one_symbolvimcmd_replace_symbolvimcmd_visual_symbolは、zshでのモード検出による問題のため、fishでのみサポートされています。

オプション

オプションデフォルト説明
format'$symbol 'テキスト入力の前に使用されるフォーマット文字列。
success_symbol'[❯](bold green)'前のコマンドが成功した場合にテキスト入力の前に使用されるフォーマット文字列です。
error_symbol'[❯](bold red)'前のコマンドが失敗した場合にテキスト入力の前に使用されるフォーマット文字列です。
vimcmd_symbol'[❮](bold green)'シェルがvimノーマルモードの場合にテキスト入力の前に使用されるフォーマット文字列です。
vimcmd_replace_one_symbol'[❮](bold purple)'シェルがvimのreplace_oneモードの場合にテキスト入力の前に使用されるフォーマット文字列です。
vimcmd_replace_symbol'[❮](bold purple)'シェルがvimの置換モードの場合にテキスト入力の前に使用されるフォーマット文字列です。
vimcmd_visual_symbol'[❮](bold yellow)'シェルがvimビジュアルモードの場合にテキスト入力の前に使用されるフォーマット文字列です。
disabledfalsecharacterモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
symbol現在の状態に応じた success_symbol, error_symbol, vimcmd_symbol または vimcmd_replace_one_symbol の何れかのミラー

設定例

エラーの形状をカスタムする

toml
# ~/.config/starship.toml

[character]
success_symbol = '[➜](bold green) '
error_symbol = '[✗](bold red) '

エラーの形状をカスタムしない

toml
# ~/.config/starship.toml

[character]
success_symbol = '[➜](bold green) '
error_symbol = '[➜](bold red) '

vimの形状をカスタムする

toml
# ~/.config/starship.toml

[character]
vimcmd_symbol = '[V](bold green) '

CMake

cmakeモジュールは、現在インストールされているCmakeのバージョンを表示します。 デフォルトでは次のいずれかの条件が満たされると、モジュールがアクティブになります。

  • カレントディレクトリに CMakeLists.txt ファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに CMakeCache.txt ファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'△ 'cmakeのバージョンの前に使用される記号
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['CMakeLists.txt', 'CMakeCache.txt']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalsecmakeモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv3.17.3cmake のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

COBOL / GNUCOBOL

COBOL モジュールは、現在インストールされているCOBOLのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに、.cobまたは.COBの拡張子のファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに、.cblまたは.CBLの拡張子のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
symbol'⚙️ 'COBOLのバージョンを表示する前に使用される記号です。
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
detect_extensions['cbl', 'cob', 'CBL', 'COB']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalsecobolモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv3.1.2.0cobolのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

Command Duration

cmd_durationモジュールは、最後のコマンドの実行にかかった時間を示します。 モジュールが表示されるのは、コマンドが2秒以上かかった場合、またはmin_time値が存在する場合のみです。

BashでDEBUGトラップをhookしない

bashでStarshipを実行している場合、 eval $(starship init $0)実行した後にDEBUGトラップをフックしないでください。そうしないと、このモジュールがおそらくですが壊れます。

preexecのような機能を必要とするBashユーザーは、 rcalorasのbash_preexecフレームワークを使用できます。 eval $(starship init $0) を実行する前に、preexec_functions、およびprecmd_functions定義するだけで、通常どおり続行します。

オプション

オプションデフォルト説明
min_time2_000実行時間を表示する最短期間(ミリ秒単位)です。
show_millisecondsfalse実行時間の秒に加えてミリ秒を表示します。
format'took [$duration]($style) 'module のフォーマットです。
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
disabledfalsecmd_durationモジュールを無効にします。
show_notificationsfalseコマンドが完了したらデスクトップ通知を表示します。
min_time_to_notify45_000通知を持続する最短期間 (ミリ秒単位) です。
notification_timeout通知を表示する期間 (ミリ秒単位) です。 もし設定されていない場合、通知のタイムアウトはデーモンによって決定されます。 すべての通知デーモンがこのオプションを受け入れるわけではありません。

変数

変数設定例説明
duration16m40sコマンドの実行時間
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[cmd_duration]
min_time = 500
format = 'underwent [$duration](bold yellow)'

Conda

conda モジュールは、$CONDA_DEFAULT_ENV が設定されている場合、現在のConda 環境を表示します。

TIP

Note: これはconda自身の プロンプト修飾子 を抑制しません。conda config --set changeps1 False で実行することができます。

オプション

オプションデフォルト説明
truncation_length1環境がconda create -p [path]で作成された場合、環境パスが切り捨てられるディレクトリ数。 0は切り捨てがないことを意味します。 directoryもご覧ください。
symbol'🅒 '環境名の直前に使用されるシンボルです。
style'bold green'モジュールのスタイルです。
format'via [$symbol$environment]($style) 'module のフォーマットです。
ignore_basetrueアクティブになった時、環境baseを無視します。
disabledfalsecondaモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
environmentastronauts現在の conda 環境
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[conda]
format = '[$symbol$environment](dimmed green) '

コンテナ

containerモジュールは、コンテナ内の場合、シンボルとコンテナ名を表示します。

オプション

オプションデフォルト説明
symbol'⬢'コンテナ内にいる場合、このシンボルが表示されます。
style'bold red dimmed'モジュールのスタイルです。
format'[$symbol \[$name\]]($style) 'module のフォーマットです。
disabledfalsecontainerモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
namefedora-toolbox:35コンテナ名
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[container]
format = '[$symbol \[$name\]]($style) '

Crystal

crystalモジュールは、現在インストールされているCrystalのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにshard.ymlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.crの拡張子のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
symbol'🔮 'Crystalのバージョンを表示する前に使用される記号です。
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
style'bold red'モジュールのスタイルです。
detect_extensions['cr']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['shard.yml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalsecrystalモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv0.32.1crystal のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[crystal]
format = 'via [✨ $version](bold blue) '

Daml

damlモジュールは、Damlプロジェクトのルートディレクトリにいるときに、使用しているDaml SDKバージョンを表示します。 環境変数DAML_SDK_VERSIONを上書きしない限り、daml.yamlファイルのsdk-versionが使用されます。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにdaml.yamlファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'Λ 'Damlの記号を表すフォーマット文字列です。
style'bold cyan'モジュールのスタイルです。
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['daml.yaml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalsedamlモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv2.2.0damlのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[daml]
format = 'via [D $version](bold bright-green) '

Dart

dartモジュールは、現在インストールされているDartのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに.dartの拡張子のファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.dart_toolディレクトリが含まれている
  • カレントディレクトリにpubspec.yamlpubspec.ymlまたはpubspec.lock が含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🎯 'Dartのシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['dart']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['pubspec.yaml', 'pubspec.yml', 'pubspec.lock']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['.dart_tool']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalsedartモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv2.8.4dart のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[dart]
format = 'via [🔰 $version](bold red) '

Deno

denoモジュールは、現在インストールされているDenoのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにdeno.jsondeno.jsoncmod.tsmod.jsdeps.tsもしくはdeps.jsが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🦕 'Dart のシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['deno.json', 'deno.jsonc', 'mod.ts', 'mod.js', 'deps.ts', 'deps.js']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'green bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalsedenoモジュールを無効化します。

変数

変数設定例説明
versionv1.8.3denoのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[deno]
format = 'via [🦕 $version](green bold) '

Directory

directory モジュールは現在のディレクトリへのパスを表示します。親フォルダは3つまでに切り捨てられます。 git リポジトリ内にいる場合は、リポジトリのルートで切り捨てられます。

fish_style_pwd_dir_length を使用している場合、切り捨てられたパスを非表示にする代わりに、オプションで有効にした数値に基づいた各ディレクトリの短縮名が表示されます。

たとえば、~/Dev/Nix/nixpkgs/pkgsで、nixpkgs がリポジトリルートであり、オプションが 1 に設定されている場合を挙げます。 この場合、nixpkgs/pkgs の代わりに、~/D/N/nixpkgs/pkgs と表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
truncation_length3現在のディレクトリを切り捨てる親フォルダーの数です。
truncate_to_repotrue現在いるgitリポジトリのルートに切り捨てるかどうかです。
format'[$path]($style)[$read_only]($read_only_style) 'module のフォーマットです。
style'bold cyan'モジュールのスタイルです。
disabledfalsedirectoryモジュールを無効にします。
read_only'🔒'このシンボルが表示されている時、現在のディレクトリは読み取り専用です。
read_only_style'red'読み取り専用シンボルのスタイルです。
truncation_symbol''切り捨てられたパスの接頭辞として付けるシンボルです。 例: '…/'
before_repo_root_styleパス名のうち、git リポジトリのルートより上の階層のスタイル。 デフォルトの値は style と同じです。
repo_root_stylegitリポジトリのルートのスタイルです。 デフォルトの値は style と同じです。
repo_root_format'[$before_root_path]($before_repo_root_style)[$repo_root]($repo_root_style)[$path]($style)[$read_only]($read_only_style) 'before_repo_root_stylerepo_root_style が定義されているときの git リポジトリの書式。
home_symbol'~'ホームディレクトリを示すシンボルです。
use_os_path_septrue/を使用する代わりに、OS固有のパスの区切り文字を使用します。(例: Windowsの場合\)
このモジュールは、どのようにディレクトリを表示するかについての高度なオプションをいくつか持っています。
詳細設定デフォルト説明
substitutionsパスに適用される置換の辞書。
fish_style_pwd_dir_length0fish shellのpwdパスロジックを適用するときに使用する文字数です。
use_logical_pathtruetrue の場合、シェルによって PWD または --logical-path を通して指定される起点からの論理パスを表示します。 false の場合、代わりにシンボリックリンクを解決したファイルシステム上の物理パスを表示します。

substitutions によってパスに含まれる固定文字列に対する任意の置換を定義できます。固定文字列の例として、長いネットワークプレフィックスや (Java の) 開発ディレクトリが考えられます。 ※これは fish 形式の PWD を無効化します。

toml
[directory.substitutions]
'/Volumes/network/path' = '/net'
'src/com/long/java/path' = 'mypath'

fish_style_pwd_dir_length は標準の短縮設定と組み合わさって、一見して意外な結果をもたらすかもしれません。非ゼロの値の場合、通常省略されるディレクトリ名がその文字数だけ表示されます。 例えばパス /built/this/city/on/rock/and/roll は通常 rock/and/roll と表示されますが、 fish_style_pwd_dir_length = 1 の時は /b/t/c/o/rock/and/roll と表示されます。つまり、通常削除されるパスコンポーネントが代わりに一文字で表示されます。 fish_style_pwd_dir_length = 2の場合、 /bu/th/ci/on/rock/and/roll になります。

変数

変数設定例説明
path'D:/Projects'カレントディレクトリのパス
style*'black bold dimmed'オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

gitリポジトリは追加の変数があります。

/path/to/home/git_repo/src/libのパスについて考えます。

変数設定例説明
before_root_path'/path/to/home/'gitルートディレクトリパスの前のパス
repo_root'git_repo'gitルートディレクトリの名前
path'/src/lib'残りのパス
style'black bold dimmed'オプション style の値をミラーする
repo_root_style'underline white'gitルートディレクトリの名前のスタイル

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[directory]
truncation_length = 8
truncation_symbol = '…/'

Direnv

direnv モジュールは、もし存在すれば、現在の rc ファイルの状態を示します。 状態として rc ファイルへのパス、ロードされているかどうか、および direnv によって許可されているかどうかを含みます。

オプション

オプションデフォルト説明
format'[$symbol$loaded/$allowed]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'direnv 'Direnv コンテキストの前に表示される記号です。
style'bold orange'モジュールのスタイルです。
disabledtrueDirenvモジュールを無効にします。
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['.envrc']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
allowed_msg'allowed'Rcファイルが許可されているとき (allowed) に表示されるメッセージです。
not_allowed_msg'not allowed'Rcファイルが不許可のとき (not_allowed) に表示されるメッセージです。
denied_msg'denied'Rcファイルが拒否されているとき (denied) に表示されるメッセージです。
loaded_msg'loaded'Rcファイルがロードされているときに表示されるメッセージです。
unloaded_msg'not loaded'Rcファイルがロードされていないときに表示されるメッセージです。

変数

変数設定例説明
loadedloaded現在のrcファイルがロードされているかどうか。
alloweddenied現在のrcファイルが許可されているかどうか。
rc_path/home/test/.envrc現在の rc ファイルパス。
symbolオプション symbol の値のミラー。
style*red boldオプション style の値のミラー。

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[direnv]
disabled = false

Docker Context

docker_contextモジュールは、defaultに設定されていない場合、または環境変数DOCKER_MACHINE_NAMEDOCKER_HOSTまたはDOCKER_CONTEXTが設定されている場合 (使用中のコンテキストを上書きするため)、現在アクティブなDocker contextを表示します。

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol$context]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'🐳 'Dockerコンテキストを表示する前に使用される記号です。
only_with_filestrueファイルに一致する場合にのみ表示
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをトリガーするか(only_with_filesがtrueになっている必要があります)。
detect_files['docker-compose.yml', 'docker-compose.yaml', 'Dockerfile']どんなファイル名がこのモジュールをトリガーするか(only_with_filesがtrueになっている必要があります)。
detect_folders[]どんなフォルダがこのモジュールをトリガーするか(only_with_filesがtrueになっている必要があります)。
style'blue bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalsedocker_contextモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
contexttest_context現在の Docker コンテキスト
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[docker_context]
format = 'via [🐋 $context](blue bold)'

Dotnet

dotnetモジュールはカレントディレクトリに関係する.NET Core SDKのバージョンを表示します。 もし SDKは現在のディレクトリに固定されているのであれば、その固定されたバージョンが表示されます。 それ以外の場合、モジュール SDKの最新のインストールバージョンを示します。

デフォルトでは、このモジュールは現在のディレクトリに以下のファイルが 存在する場合にのみプロンプトで表示されます:

  • global.json
  • project.json
  • Directory.Build.props
  • Directory.Build.targets
  • Packages.props
  • *.csproj
  • *.fsproj
  • *.xproj

正しく使用するには、.NET Core SDKもインストールする必要があります。

内部的に、このモジュールは自身のバージョン検知のメカニズムを利用します。 dotnet --version を実行するより2倍速く実行できますが、.NET project一般的でないディレクトリlayoutの場合は間違ったバージョンが示されてしまうことがあります。 速度よりも精度が重要な場合は、次の方法でメカニズムを無効にできます。 モジュールオプションでheuristic = false を設定します。

このモジュールは、カレントディレクトリに .csproj ファイルがある場合、Target Framework Moniker (https://docs.microsoft.com/en-us/dotnet/standard/frameworks#supported-target-frameworks) も表示します。

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )(🎯 $tfm )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'.NET 'dotnetのバージョンを表示する前に使用される記号です。
heuristictrueより高速なバージョン検出を使用して、starshipの動作を維持します。
detect_extensions['csproj', 'fsproj', 'xproj']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['global.json', 'project.json', 'Directory.Build.props', 'Directory.Build.targets', 'Packages.props']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalsedotnetモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv3.1.201dotnet sdk のバージョンです
tfmnetstandard2.0現在のプロジェクトが対象としているターゲット フレームワーク モニカー
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[dotnet]
symbol = '🥅 '
style = 'green'
heuristic = false

Elixir

elixir モジュールは、現在インストールされているElixirErlang/OTPのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにmix.exsファイルが含まれている.

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version \(OTP $otp_version\) )]($style)'module elixirのフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'💧 'Elixir/Erlangのバージョンを表示する前に使用される記号です。
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['mix.exs']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold purple'モジュールのスタイルです。
disabledfalseelixirモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv1.10elixirのバージョン
otp_versionelixirのotpバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[elixir]
symbol = '🔮 '

Elm

elmモジュールは、現在インストールされているElmのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにelm.jsonファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにelm-package.jsonファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.elm-versionファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにelm-stuffフォルダが含まれている
  • カレントディレクトリに*.elmファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🌳 'Elmのシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['elm']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['elm.json', 'elm-package.json', '.elm-version']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['elm-stuff']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'cyan bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalseelmモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv0.19.1elmのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[elm]
format = 'via [ $version](cyan bold) '

環境変数

env_varモジュールは、選択された環境変数の現在の値を表示します。 次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • variableオプションが、既存の環境変数と一致する
  • variableオプションが定義されておらず、defaultオプションが定義されている

TIP

env_var モジュールが表示される順序は、${env_var.foo} (ドットが含まれるので ${...} を使う必要があります) をトップレベルの format に入れることで個別に設定できます。 既定では、 env_var モジュールは、単にすべての env_var モジュールを定義順で表示します。

TIP

.を使うことで複数の環境変数を表示することができます。 (例を確認してみてください) variableが設定されていない場合、このモジュールは.以降に書かれている環境変数の値を表示します。

例: 次の設定ではUSER環境変数を表示します。

toml
# ~/.config/starship.toml

[env_var.USER]
default = 'unknown user'

オプション

オプションデフォルト説明
symbol""環境変数を表示する前に使用される記号です。
variable表示される環境変数です。
default上のvariableが定義されていない場合に表示されるデフォルトの値です。
format"with [$env_value]($style) "module のフォーマットです。
description"<env_var module>"starship explain 実行の際に表示されるモジュールの説明。
disabledfalseenv_varモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
env_valueWindows NT (if variable would be $OS)オプションvariableの値
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*black bold dimmedオプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[env_var]
variable = 'SHELL'
default = 'unknown shell'

Displaying multiple environmental variables:

toml
# ~/.config/starship.toml

[env_var.SHELL]
variable = 'SHELL'
default = 'unknown shell'
[env_var.USER]
default = 'unknown user'

Erlang

erlangモジュールは、現在インストールされているErlang/OTPのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにrebar.configファイルが含まれている.
  • カレントディレクトリにerlang.mkファイルが含まれている.

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol' 'Erlangのバージョンを表示する前に使用される記号です。
style'bold red'モジュールのスタイルです。
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['rebar.config', 'elang.mk']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalseerlangモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv22.1.3erlang のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[erlang]
format = 'via [e $version](bold red) '

Fennel

fennelモジュールは、現在インストールされているFennelのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに拡張子 .fnl のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🧅 'Fennel のバージョンの前に表示される記号です。
style'bold green'モジュールのスタイルです。
detect_extensions['fnl']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalsefennelモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv1.2.1fennelのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[fennel]
symbol = '⫰ '

Fill

fill モジュールは行の余分なスペースを記号で埋めます。 一行に複数のfillモジュールが存在する場合、それらはスペースを均等に分割します。 これは、他のモジュールの位置合わせに便利です。

オプション

オプションデフォルト説明
symbol'.'行を埋めるために使う記号
style'bold black'モジュールのスタイルです。
disabledfalsefillモジュールを無効にします。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml
format = 'AA $fill BB $fill CC'

[fill]
symbol = '-'
style = 'bold green'

このような出力になります:

AA -------------------------------------------- BB -------------------------------------------- CC

Fossil Branch

fossil_branchモジュールは、現在のディレクトリにあるチェックアウトのアクティブなブランチ名を表示します。

オプション

オプションデフォルト説明
format'on [$symbol$branch]($style) 'module のフォーマットです。 現在のブランチ名を参照するには、'$branch' を使用します。
symbol' '現在のディレクトリのチェックアウトのブランチ名の前に使用されるシンボルです。
style'bold purple'モジュールのスタイルです。
truncation_length2^63 - 1Fossil のブランチ名を N 書記素までで切り捨てます。
truncation_symbol'…'ブランチ名切り捨てられていることを示すための記号です。 '' で記号なしにできます。
disabledtruefossil_branch モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
branchtrunkアクティブな Fossil ブランチ
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[fossil_branch]
symbol = '🦎 '
truncation_length = 4
truncation_symbol = ''

Fossil Metrics

fossil_branch モジュールは、現在のディレクトリのチェックアウトにおける追加・削除された行数を表示します。 少なくとも Fossil バージョン 2.14 (2021-01-20) が必要です。

オプション

オプションデフォルト説明
format'([+$added]($added_style) )([-$deleted]($deleted_style) )'module のフォーマットです。
added_style'bold green'追加行数のスタイルです。
deleted_style'bold red'削除行数のスタイルです。
only_nonzero_diffstrue変更された項目についてのみステータスを表示します。
disabledtruefossil_metrics モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
added1現在の追加行数です。
deleted2現在の削除行数です。
added_style*オプション added_style の値を反映します。
deleted_style*オプション deleted_style の値を反映します。

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[fossil_metrics]
added_style = 'bold blue'
format = '[+$added]($added_style)/[-$deleted]($deleted_style) '

Google Cloud (gcloud)

gcloud モジュールは、 gcloud CLIの現在の設定が表示されます。 これは ~/.config/gcloud/active_config ファイルと ~/.config/gcloud/configurations/config_{CONFIG NAME} ファイルと CLOUDSDK_CONFIG 環境変数に基づきます。

detect_env_vars が設定されていない限り、モジュールが有効になっているときは常に活性化します。<0>detect_env_vars</0> が設定されている場合、何れかの環境変数が設定されているときにのみ活性化します。

オプション

オプションデフォルト説明
format'on [$symbol$account(@$domain)(\($region\))]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'☁️ '現在のGCPプロファイルを表示する前に表示される記号です。
region_aliases{}GCP名に加えて表示するリージョンのエイリアスです。
project_aliases{}GCP名に加えて表示するプロジェクトのエイリアスです。
detect_env_vars[]このモジュールを活性化する環境変数です。
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalsegcloudモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
regionus-central1現在のGCPリージョン
accountfoo現在のGCPプロファイル
domainexample.com現在のGCPプロファイルのドメイン
project現在のGCPプロジェクト
activedefault~/.config/gcloud/active_config に書かれたアクティブな設定名
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

アカウントとプロジェクトを表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[gcloud]
format = 'on [$symbol$account(@$domain)(\($project\))]($style) '

アクティブな設定名のみ表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[gcloud]
format = '[$symbol$active]($style) '
style = 'bold yellow'

アカウントとエイリアスされたリージョンを表示する

toml
# ~/.config/starship.toml

[gcloud]
symbol = '️🇬️ '
[gcloud.region_aliases]
us-central1 = 'uc1'
asia-northeast1 = 'an1'

アカウントとエイリアスされたプロジェクトを表示

toml
# ~/.config/starship.toml

[gcloud]
format = 'on [$symbol$account(@$domain)(\($project\))]($style) '
[gcloud.project_aliases]
very-long-project-name = 'vlpn'

Git Branch

git_branchモジュールは、現在のディレクトリにあるリポジトリのアクティブなブランチを表示します。

オプション

オプションデフォルト説明
always_show_remotefalseローカルブランチ名と等しい場合でも、リモート追跡ブランチ名を表示します。
format'on [$symbol$branch(:$remote_branch)]($style) 'module のフォーマットです。 現在のブランチ名を参照するには、'$branch' を使用します。
symbol' 'gitブランチのシンボルを表すフォーマット文字列。
style'bold purple'モジュールのスタイルです。
truncation_length2^63 - 1gitブランチ名を N 書記素までで切り捨てます。
truncation_symbol'…'ブランチ名切り捨てられていることを示すための記号です。 '' で記号なしにできます。
only_attachedfalseデタッチ HEAD 状態にない時はブランチ名のみ表示します。
ignore_branches[]表示しない名前のリスト。 'master' や 'main' に対して有用です。
disabledfalsegit_branchモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
branchmaster現在のブランチがない場合は、現在のブランチ名はHEADに戻ります(例: git detached HEAD)
remote_nameoriginリモート名
remote_branchmasterremote_nameで追跡されたブランチ名
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[git_branch]
symbol = '🌱 '
truncation_length = 4
truncation_symbol = ''
ignore_branches = ['master', 'main']

Git コミット

git_commit モジュールは、カレントディレクトリのリポジトリの現在のコミットハッシュとタグ (もしあれば) を表示します。

オプション

オプションデフォルト説明
commit_hash_length7表示される git コミットハッシュの長さ。
format'[\($hash$tag\)]($style) 'module のフォーマットです。
style'bold green'モジュールのスタイルです。
only_detachedtruedetached HEAD 状態のときのみ git コミットハッシュを表示する
tag_disabledtruegit_commit モジュールのタグ情報の表示を無効にする。
tag_max_candidates0タグ表示で考慮するコミットの数。 既定では完全一致のみ許可します。
tag_symbol' 🏷 '表示される情報の前に追加されるタグシンボル
disabledfalsegit_commit モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
hashb703eb3現在の git コミットハッシュ
tagv1.0.0タグ情報の表示が有効の場合のタグ名。
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[git_commit]
commit_hash_length = 4
tag_symbol = '🔖 '

Git State

git_stateモジュールはgitディレクトリの進行状態を表します。 (例: REBASING, BISECTING, その他) 進行状況の情報がある場合は (例:REBASING 3/10)、その情報も表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
rebase'REBASING'rebase進行中に表示されるフォーマット文字列です。
merge'MERGING'merge進行中に表示されるフォーマット文字列です。
revert'REVERTING'revert進行中に表示されるフォーマット文字列です。
cherry_pick'CHERRY-PICKING'cherry-pick進行中に表示されるフォーマット文字列です。
bisect'BISECTING'bisect進行中に表示されるフォーマット文字列です。
am'AM'apply-mailbox (git am) 進行中に表示されるフォーマット文字列です。
am_or_rebase'AM/REBASE'あいまいなapply-mailboxまたはrebaseが進行中のときに表示されるフォーマット文字列です。
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
format'\([$state( $progress_current/$progress_total)]($style)\) 'module のフォーマットです。
disabledfalsegit_stateモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
stateREBASING現在のリポジトリの状態
progress_current1現在の進行状態
progress_total2全体の進行状態
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[git_state]
format = '[\($state( $progress_current of $progress_total)\)]($style) '
cherry_pick = '[🍒 PICKING](bold red)'

Git Metrics

git_metrics モジュールは、現在の git リポジトリにおける追加・削除された行数を表示します。

TIP

このモジュールはデフォルトで無効になっています。 有効にするには、設定ファイルで disabledfalse に設定します。

オプション

オプションデフォルト説明
added_style'bold green'追加行数のスタイルです。
deleted_style'bold red'削除行数のスタイルです。
only_nonzero_diffstrue変更された項目についてのみステータスを表示します。
format'([+$added]($added_style) )([-$deleted]($deleted_style) )'module のフォーマットです。
disabledtruegit_metrics モジュールを無効にします。
ignore_submodulesfalseGit サブモジュールの変更を無視します。

変数

変数設定例説明
added1現在の追加行数です。
deleted2現在の削除行数です。
added_style*オプション added_style の値を反映します。
deleted_style*オプション deleted_style の値を反映します。

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[git_metrics]
added_style = 'bold blue'
format = '[+$added]($added_style)/[-$deleted]($deleted_style) '

Git Status

git_status モジュールは、カレントディレクトリのリポジトリの状態を表すシンボルを表示します。

TIP

WSL環境のWindowsディレクトリ(例: /mnt/c/以下) では、Git Statusモジュールは動作が非常に遅いです。 モジュールを無効にするか、windows_starshipオプションを使用することで、WindowsネイティブのStarshipを使用し、対象のgit_statusを計算できます。

オプション

オプションデフォルト説明
format'([\[$all_status$ahead_behind\]]($style) )'git_status のデフォルトフォーマット
conflicted'='このブランチにはマージの競合があります。
ahead'⇡'aheadのフォーマット
behind'⇣'behindのフォーマット
diverged'⇕'divergedのフォーマット
up_to_date''up_to_dateのフォーマット
untracked'?'untrackedのフォーマット
stashed'$'stashedのフォーマット
modified'!'modifiedのフォーマット
staged'+'stagedのフォーマット
renamed'»'renamedのフォーマット
deleted'✘'deletedのフォーマット
typechanged""typechange のフォーマット
style'bold red'モジュールのスタイルです。
ignore_submodulesfalseサブモジュールの変更を無視します。
disabledfalsegit_statusモジュールを無効にします。
windows_starshipWSLでWindowsディレクトリのgit_statusで使用するWindows Starshipの実行ファイルのLinux上でのパス。

変数

format 内では以下の変数が利用できます。

変数説明
all_status$conflicted$stashed$deleted$renamed$modified$typechanged$staged$untracked のショートカット
ahead_behind現在のリポジトリに応じてフォーマット文字列 diverged, ahead, behind, up_to_date の何れかを表示します。
conflictedこのブランチにマージコンフリクトがある場合、 conflicted を表示します。
untracked作業ディレクトリに追跡されていないファイルがある場合、 untracked を表示します。
stashedStash がローカルリポジトリに存在する場合、 stashed を表示します。
modified作業ディレクトリのファイルに変更がある場合に、 modified を表示します。
stagedインデックスに新しく追加されたファイルがあるときに、 staged を表示します。
renamedインデックスに名前が変更されたファイルがあるときに、 renamed を表示します。
deletedインデックスに削除されたファイルがあるときに、 deleted を表示します。
typechangedインデックスにファイルタイプの変更があるときに、 typechange を表示します。
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

diverged 内では以下の変数が利用できます。

変数説明
ahead_count追跡対象のブランチよりこちらが進んでいるコミット数
behind_count追跡対象のブランチよりこちらが遅れているコミット数

conflicted, ahead, behind, untracked, stashed, modified, staged, renamed および deleted の中で以下の変数が使えます:

変数説明
countファイルの数を表示します。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[git_status]
conflicted = '🏳'
ahead = '🏎💨'
behind = '😰'
diverged = '😵'
up_to_date = '✓'
untracked = '🤷'
stashed = '📦'
modified = '📝'
staged = '[++\($count\)](green)'
renamed = '👅'
deleted = '🗑'

以下は、追跡対象のブランチと比べて進んでいる・遅れているコミット数を表示します。

toml
# ~/.config/starship.toml

[git_status]
ahead = '⇡${count}'
diverged = '⇕⇡${ahead_count}⇣${behind_count}'
behind = '⇣${count}'

以下は WSL で Windows のパスにある Windows 用の Starship 実行ファイルを使用します。

toml
# ~/.config/starship.toml

[git_status]
windows_starship = '/mnt/c/Users/username/scoop/apps/starship/current/starship.exe'

Gleam

gleam モジュールは、現在インストールされているGleam のバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • 現在のディレクトリにgleam.tomlファイルが含まれている
  • 現在のディレクトリに拡張子が .gleam のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'⭐ 'Go のシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['gleam']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['gleam.toml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
style'bold #FFAFF3'モジュールのスタイルです。
disabledfalsegleam モジュールを無効にします

変数

変数設定例説明
versionv1.0.0gleam のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[gleam]
format = 'via [⭐ $version](bold red) '

Go

golangモジュールは、現在インストールされているGoのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにgo.modファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにgo.sumファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにgo.workファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにglide.yamlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにGopkg.ymlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにGopkg.lockファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.go-versionファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにGodepsファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.goの拡張子のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🐹 'Go のシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['go']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['go.mod', 'go.sum', 'go.work', 'glide.yaml', 'Gopkg.yml', 'Gopkg.lock', '.go-version']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['Godeps']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold cyan'モジュールのスタイルです。
not_capable_style'bold red'go.mod ファイル中の go ディレクティブがインストールされている Go のバージョンと一致しないときのモジュールのスタイル。
disabledfalsegolangモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv1.12.1go のバージョン
mod_version1.16go.mod の go ディレクティブに設定されている go のバージョン要件 バージョン要件が go バージョンと一致しない場合にのみ表示されます。
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[golang]
format = 'via [🏎💨 $version](bold cyan) '

mod_version を使用する

toml
# ~/.config/starship.toml

[golang]
format = 'via [$symbol($version )($mod_version )]($style)'

Guix-shell

guix_shellモジュールは、 guix-shell 環境を表示します。 このモジュールは、 guix-shell 環境内にあるときに表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'🐃 'Guix-shell のシンボルを表すフォーマット文字列。
style'yellow bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalseguix_shell モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[guix_shell]
disabled = true
format = 'via [🐂](yellow bold) '

Gradle

gradle モジュールは、プロジェクトディレクトリで現在使用されている Gradle Wrapper のバージョンを表示します。

デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに gradle/wrapper/gradle-wrapper.properties ディレクトリが含まれている。
  • カレントディレクトリに .gradle または .gradle.kts で終わるファイルが含まれている。

gradle モジュールは、設定ファイルからしか Gradle Wrapper バージョンを読み取れません。セキュリティー上の理由で、 Starship がラッパーを実行することはありません。

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🅶 'Gradle のシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['gradle', 'gradle.kts']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['gradle']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold bright-cyan'モジュールのスタイルです。
disabledfalsegradle モジュールを無効にします。
recursivefalsegradle ディレクトリの再帰的な検索を有効にします。

変数

変数設定例説明
versionv7.5.1gradleのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

Haskell

haskell モジュールは、現在選択されている GHC バージョンおよび選択されている Stack スナップショットを特定します。

デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにstack.yamlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.hs.cabalまたは.hs-bootのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
symbol'λ 'Haskell の記号を表すフォーマット文字列です。
detect_extensions['hs', 'cabal', 'hs-boot']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['stack.yaml', 'cabal.project']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold purple'モジュールのスタイルです。
disabledfalsehaskell モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
version現在のプロジェクトが Stack プロジェクトかどうかに応じて ghc_version または snapshot を反映します。
snapshotlts-18.12現在選択されている Stack スナップショットです。
ghc_version9.2.1現在インストールされている GHC バージョンです。
symbolオプション symbol の値をミラーします。
style*オプション style の値をミラーします。

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

Haxe

haxe モジュールは、現在インストールされているHaxe のバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • 現在のディレクトリが project.xml, Project.xml, application.xml, haxelib.json, hxformat.json, .haxerc の何れかのファイルを含んでいる。
  • 現在のディレクトリが .haxelib または haxe_library のディレクトリを含んでいる。
  • 現在のディレクトリに拡張子が .hx または .hxmlのファイルが含まれている。

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
detect_extensions['hx', 'hxml']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['project.xml', 'Project.xml', 'application.xml', 'haxelib.json', 'hxformat.json', '.haxerc']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['.haxelib', 'haxe_libraries']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
symbol'⌘ 'Helm のシンボルを表すフォーマット文字列
style'bold fg:202'モジュールのスタイルです。
disabledfalsehaxeモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv4.2.5haxe のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[haxe]
format = "via [⌘ $version](bold fg:202) "

Helm

helmモジュールは、現在インストールされているHelmのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにhelmfile.yamlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにChart.yamlファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['helmfile.yaml', 'Chart.yaml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
symbol'⎈ 'Helm のシンボルを表すフォーマット文字列
style'bold white'モジュールのスタイルです。
disabledfalsehelm モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv3.1.1helm のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[helm]
format = 'via [⎈ $version](bold white) '

ホスト名

hostnameモジュールには、システムのホスト名が表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
ssh_onlytrueSSHセッションに接続されている場合にのみホスト名を表示します。
ssh_symbol'🌐 'SSH セッションに接続しているときのシンボルを表すフォーマット文字列。
trim_at'.'この文字が最初にマッチするまでをホスト名と認識します。 '.' は最初の . 以降の文字列を切り捨てます。 ''を指定した場合、文字列の切り捨ては行われません。
detect_env_vars[]このモジュールを活性化する環境変数。
format'[$ssh_symbol$hostname]($style) in 'module のフォーマットです。
style'bold dimmed green'モジュールのスタイルです。
disabledfalsehostnameモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
hostnamecomputerコンピュータのホスト名です。
style*オプション style の値をミラーします。
ssh_symbol'🌏 'SSHセッションに接続していることを表すシンボル

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

ホスト名を常に表示する

toml
# ~/.config/starship.toml

[hostname]
ssh_only = false
format = '[$ssh_symbol](bold blue) on [$hostname](bold red) '
trim_at = '.companyname.com'
disabled = false

リモートのtmuxセッションでホスト名を非表示にする

toml
# ~/.config/starship.toml

[hostname]
ssh_only = false
detect_env_vars = ['!TMUX', 'SSH_CONNECTION']
disabled = false

Java

Javaモジュールは、現在インストールされているJavaのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • 現在のディレクトリに pom.xml, build.gradle.kts, build.sbt, .java-version, deps.edn, project.clj, build.boot, .sdkmanrc の何れかのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.java.class.gradle.jar.cljまたは.cljcのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [${symbol}(${version} )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
detect_extensions['java', 'class', 'gradle', 'jar', 'cljs', 'cljc']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['pom.xml', 'build.gradle.kts', 'build.sbt', '.java-version', 'deps.edn', 'project.clj', 'build.boot', '.sdkmanrc']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
symbol'☕ 'Java の記号を表すフォーマット文字列です。
style'red dimmed'モジュールのスタイルです。
disabledfalsejavaモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv14java のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[java]
symbol = '🌟 '

ジョブ

jobsモジュールには、実行中のジョブの現在の数が表示されます。 このモジュールは、実行中のバックグラウンドジョブがある場合にのみ表示されます。 設定変数 number_threshold が存在すればその値以上、さもなければ2つ以上のジョブがある場合に、実行中のジョブの数を表示します。 1つ以上のジョブがある、設定変数 symbol_threshold が存在すればその数以上、さもなければ1つ以上のジョブがある場合に、シンボルを表示します。 ジョブがない時も含めて_常_にシンボルとジョブ数を表示するには、両方に 0 を設定します。

デフォルトの機能は次のとおりです。

  • 0個のジョブ -> 何も表示しません。
  • 1個のジョブ -> symbol を表示します。
  • 2個以上のジョブ-> symbol + number を表示します。

WARNING

このモジュールは tcsh と nu ではサポートされません。

WARNING

オプション threshold は非推奨になりましたが、threshold が指定されている場合には、モジュールは走っているジョブの数を表示します。 threshold が 0 に設定されている場合は、ジョブが走っていない場合にもモジュールが表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
threshold*1超過した場合、ジョブの数を表示します。
symbol_threshold1ジョブの数が少なくとも symbol_threshold ある場合に symbol を表示します。
number_threshold2ジョブの数が少なくとも number_threshold ある場合に、ジョブ数を表示します。
format'[$symbol$number]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'✦'symbol 変数を表すために使用される文字列。
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalsejobsモジュールを無効にします。

*: このオプションは非推奨です。代わりに number_thresholdsymbol_threshold オプションを指定してください。

変数

変数設定例説明
number1ジョブの数
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[jobs]
symbol = '+ '
number_threshold = 4
symbol_threshold = 0

Julia

juliaモジュールは、現在インストールされているJuliaのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにProject.tomlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにManifest.tomlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.jlの拡張子のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
detect_extensions['jl']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['Project.toml', 'Manifest.toml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
symbol'ஃ 'Juliaのシンボルを表すフォーマット文字列
style'bold purple'モジュールのスタイルです。
disabledfalsejuliaモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv1.4.0juliaのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[julia]
symbol = '∴ '

Kotlin

kotlinモジュールは、現在インストールされているKotlinのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに.ktもしくは.ktsファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
detect_extensions['kt', 'kts']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
symbol'🅺 'Kotlinのシンボルを表すフォーマット文字列
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
kotlin_binary'kotlin'Starshipがバージョンを取得するときに実行するkotlinバイナリを設定します。
disabledfalsekotlinモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv1.4.21kotlinのバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[kotlin]
symbol = '🅺 '
toml
# ~/.config/starship.toml

[kotlin]
# Kotlinコンパイラバイナリを使ってバージョンを確認する
kotlin_binary = 'kotlinc'

Kubernetes

現在のKubernetes コンテキスト名を表示します。 kubeconfigファイルに設定されている場合は、名前空間、ユーザー、クラスターも表示します。 名前空間は kubeconfig ファイルの中で設定する必要があります。次のようにして行います: kubectl config set-context starship-context --namespace astronaut。 同様に、ユーザーとクラスターは kubectl config set-context starship-context --user starship-userkubectl config set-context starship-context ---cluster starship-cluster で設定できます。 環境変数 $KUBECONFIG が設定されている場合、このモジュールはそれを利用し、 ~/.kube/config を利用しません。

TIP

このモジュールはデフォルトで無効になっています。 有効にするには、設定ファイルで disabledfalse に設定します。

モジュールが有効化されているとき、detect_env_vars, detect_extensions, detect_files, detect_folders の何れかのオプションが設定されていない限りモジュールは常に表示されます。これらのオプションが設定されている場合は、対応する条件が満たされるディレクトリ内にいるときまたは環境変数が存在するときに、モジュールが表示されます。

オプション

WARNING

context_aliasesuser_aliases オプションは非推奨になりました。 代わりに contexts と対応するオプション context_aliasuser_alias をお使いください。

オプションデフォルト説明
symbol'☸ 'クラスター名の前に表示されるシンボルを表すフォーマット文字列。
format'[$symbol$context( \($namespace\))]($style) in 'モジュールのフォーマットです。
style'cyan bold'モジュールのスタイルです。
context_aliases*{}表示するコンテキストエイリアスを定義するテーブル。
user_aliases*{}表示するユーザーエイリアスを定義するテーブル。
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
detect_env_vars[]このモジュールを活性化する環境変数です。
contexts[]特定のコンテキストのカスタマイズされたスタイルとシンボルです。
disabledtruekubernetes モジュールを無効にする。

*: このオプションは非推奨になりました。代わりに contexts を対応するオプション context_aliasuser_alias と一緒に追加してください。

特定の環境におけるモジュールのスタイルを変更するには、以下の設定をリスト contexts に含めます。

変数説明
context_patternRequired Regular expression to match current Kubernetes context name.
user_patternRegular expression to match current Kubernetes user name.
context_aliasContext alias to display instead of the full context name.
user_aliasUser alias to display instead of the full user name.
styleThe style for the module when using this context. If not set, will use module's style.
symbolThe symbol for the module when using this context. If not set, will use module's symbol.

Note that all regular expression are anchored with ^<pattern>$ and so must match the whole string. The *_pattern regular expressions may contain capture groups, which can be referenced in the corresponding alias via $name and $N (see example below and the rust Regex::replace() documentation).

変数

変数設定例説明
contextstarship-context現在の Kubernetes のコンテキスト名
namespacestarship-namespace設定されている場合、現在の Kubernetes の名前空間名
userstarship-user設定されている場合、現在の Kubernetes のユーザー名
clusterstarship-cluster設定されている場合、現在の Kubernetes のクラスター名
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[kubernetes]
format = 'on [⛵ ($user on )($cluster in )$context \($namespace\)](dimmed green) '
disabled = false
contexts = [
  { context_pattern = "dev.local.cluster.k8s", style = "green", symbol = "💔 " },
]

以下は k8s ファイルを含むディレクトリの中でのみモジュールを表示します。

toml
# ~/.config/starship.toml

[kubernetes]
disabled = false
detect_files = ['k8s']

Kubernetes Context specific config

The contexts configuration option is used to customise what the current Kubernetes context name looks like (style and symbol) if the name matches the defined regular expression.

toml
# ~/.config/starship.toml

[[kubernetes.contexts]]
# "bold red" style + default symbol when Kubernetes current context name equals "production" *and* the current user
# equals "admin_user"
context_pattern = "production"
user_pattern = "admin_user"
style = "bold red"
context_alias = "prod"
user_alias = "admin"

[[kubernetes.contexts]]
# "green" style + a different symbol when Kubernetes current context name contains openshift
context_pattern = ".*openshift.*"
style = "green"
symbol = "💔 "
context_alias = "openshift"

[[kubernetes.contexts]]
# Using capture groups
# Contexts from GKE, AWS and other cloud providers usually carry additional information, like the region/zone.
# The following entry matches on the GKE format (`gke_projectname_zone_cluster-name`)
# and renames every matching kube context into a more readable format (`gke-cluster-name`):
context_pattern = "gke_.*_(?P<cluster>[\\w-]+)"
context_alias = "gke-$cluster"

Line Break

line_break モジュールは、プロンプトを2行に分割します。

オプション

オプションデフォルト説明
disabledfalseline_break モジュールを無効にして、プロンプトを1行にします。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[line_break]
disabled = true

ローカルIP

localipモジュールは、プライマリネットワークインターフェイスのIPv4アドレスを表示します。

オプション

オプションデフォルト説明
ssh_onlytrueSSHセッションに接続されている場合にのみ、IPアドレスを表示します。
format'[$localipv4]($style) 'module のフォーマットです。
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
disabledtruelocalipモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
localipv4192.168.1.13プライマリIPv4アドレスが含まれています
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[localip]
ssh_only = false
format = '@[$localipv4](bold red) '
disabled = false

Lua

luaモジュールは、現在インストールされているLua のバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに.lua-versionファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにluaディレクトリが含まれている
  • カレントディレクトリに.luaの拡張子のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🌙 'Luaのシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['lua']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['.lua-version']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['lua']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
lua_binary'lua'Starshipがバージョンを取得するときに実行するLuaバイナリを設定します。
disabledfalseluaモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv5.4.0lua のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[lua]
format = 'via [🌕 $version](bold blue) '

メモリ使用量

memory_usage モジュールは、現在のシステムメモリとスワップ使用量を示します。

デフォルトでは、システムスワップの合計がゼロ以外の場合、スワップ使用量が表示されます。

TIP

このモジュールはデフォルトで無効になっています。 有効にするには、設定ファイルで disabledfalse に設定します。

オプション

オプションデフォルト説明
threshold75この閾値を超えない限り、メモリ使用率は表示されません。
format'via $symbol [${ram}( | ${swap})]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'🐏'メモリ使用率を表示する前に使用される記号です。
style'bold dimmed white'モジュールのスタイルです。
disabledtruememory_usageモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
ram31GiB/65GiBThe usage/total RAM of the current system memory.
ram_pct48%The percentage of the current system memory.
swap**1GiB/4GiBThe swap memory size of the current system swap memory file.
swap_pct**77%The swap memory percentage of the current system swap memory file.
symbol🐏オプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: This variable can only be used as a part of a style string **: The SWAP file information is only displayed if detected on the current system

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[memory_usage]
disabled = false
threshold = -1
symbol = ' '
style = 'bold dimmed green'

Meson

The meson module shows the current Meson developer environment status.

By default the Meson project name is displayed, if $MESON_DEVENV is set.

オプション

オプションデフォルト説明
truncation_length2^32 - 1Truncates a project name to N graphemes.
truncation_symbol'…'The symbol used to indicate a project name was truncated. '' で記号なしにできます。
format'via [$symbol$project]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'⬢ 'The symbol used before displaying the project name.
style'blue bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the meson module.

変数

変数設定例説明
projectstarshipThe current Meson project name
symbol🐏オプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[meson]
disabled = false
truncation_symbol = '--'
symbol = ' '
style = 'bold dimmed green'

Mercurial Branch

The hg_branch module shows the active branch and topic of the repo in your current directory.

オプション

オプションデフォルト説明
symbol' 'The symbol used before the hg bookmark or branch name of the repo in your current directory.
style'bold purple'モジュールのスタイルです。
format'on [$symbol$branch(:$topic)]($style) 'module のフォーマットです。
truncation_length2^63 - 1Truncates the hg branch / topic name to N graphemes
truncation_symbol'…'ブランチ名切り捨てられていることを示すための記号です。
disabledtrueDisables the hg_branch module.

変数

変数設定例説明
branchmasterThe active mercurial branch
topicfeatureThe active mercurial topic
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[hg_branch]
format = 'on [🌱 $branch](bold purple)'
truncation_length = 4
truncation_symbol = ''

NATS

The nats module shows the name of the current NATS context.

オプション

オプションデフォルト説明
symbol'✉️ 'The symbol used before the NATS context (defaults to empty).
style'bold purple'モジュールのスタイルです。
format'[$symbol$name]($style)'module のフォーマットです。
disabledfalseDisables the nats module.

変数

変数設定例説明
namelocalhostThe name of the NATS context
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

設定例

toml
[nats]
format = '[$symbol]($style)'
style = 'bold purple'

Nim

nimモジュールは、現在インストールされているNimのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにnim.cfgファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.nimのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.nimsのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.nimbleのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'The format for the module
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'👑 'The symbol used before displaying the version of Nim.
detect_extensions['nim', 'nims', 'nimble']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['nim.cfg']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the nim module.

変数

変数設定例説明
versionv1.2.0The version of nimc
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[nim]
style = 'yellow'
symbol = '🎣 '

Nix-shell

nix_shellモジュールはnix-shell環境を表示します。 このモジュールは、nixシェル環境内にあるときに表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol$state( \($name\))]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'❄️ 'A format string representing the symbol of nix-shell.
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
impure_msg'impure'A format string shown when the shell is impure.
pure_msg'pure'A format string shown when the shell is pure.
unknown_msg''A format string shown when it is unknown if the shell is pure/impure.
disabledfalsenix_shellモジュールを無効にします。
heuristicfalseAttempts to detect new nix shell-style shells with a heuristic.

変数

変数設定例説明
statepureThe state of the nix-shell
namelorriThe name of the nix-shell
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[nix_shell]
disabled = true
impure_msg = '[impure shell](bold red)'
pure_msg = '[pure shell](bold green)'
unknown_msg = '[unknown shell](bold yellow)'
format = 'via [☃️ $state( \($name\))](bold blue) '

Node.js

nodejsモジュールは、現在インストールされているNode.jsのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにpackage.jsonファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.node-versionファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.nvmrcファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにnode_modulesディレクトリが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.js.mjsまたは.cjsのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.ts.mtsまたは.ctsのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol' 'A format string representing the symbol of Node.js.
detect_extensions['js', 'mjs', 'cjs', 'ts', 'mts', 'cts']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['package.json', '.node-version']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['node_modules']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold green'モジュールのスタイルです。
disabledfalsenodejsモジュールを無効にします。
not_capable_style'bold red'The style for the module when an engines property in package.json does not match the Node.js version.

変数

変数設定例説明
versionv13.12.0The version of node
engines_version>=12.0.0node version requirement as set in the engines property of package.json. Will only show if the version requirement does not match the node version.
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[nodejs]
format = 'via [🤖 $version](bold green) '

OCaml

ocamlモジュールは、現在インストールされているOCamlのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに拡張子.opamのファイルまたは_opamディレクトリが含まれている
  • カレントディレクトリにesy.lockディレクトリが含まれている
  • カレントディレクトリにduneまたはdune-projectファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにjbuildまたはjbuild-ignoreファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.merlinファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.ml.mli.reまたは.reiのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )(\($switch_indicator$switch_name\) )]($style)'モジュールのフォーマット文字列。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🐫 'The symbol used before displaying the version of OCaml.
global_switch_indicator''The format string used to represent global OPAM switch.
local_switch_indicator'*'The format string used to represent local OPAM switch.
detect_extensions['opam', 'ml', 'mli', 're', 'rei']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['dune', 'dune-project', 'jbuild', 'jbuild-ignore', '.merlin']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['_opam', 'esy.lock']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the ocaml module.

変数

変数設定例説明
versionv4.10.0The version of ocaml
switch_namemy-projectThe active OPAM switch
switch_indicatorMirrors the value of indicator for currently active OPAM switch
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[ocaml]
format = 'via [🐪 $version]($style) '

Odin

The 'odin' module shows the currently installed version of Odin. By default the module will be shown if the current directory contains a .odin file.

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
show_commitfalseShows the commit as part of the version.
symbol'Ø 'Zig のバージョンの前に表示されるシンボルです。
style'bold bright-blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the odin module.
detect_extensions['odin']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか

変数

変数設定例説明
versiondev-2024-03The version of odin
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[odin]
format = 'via [󰹩 ($version )]($style)'
show_commit = true

Open Policy Agent

The opa module shows the currently installed version of the OPA tool. By default the module will be shown if the current directory contains a .rego file.

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🪖 'A format string representing the symbol of OPA.
detect_extensions['rego']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the opa module.

変数

変数設定例説明
versionv0.44.0The version of opa
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[opa]
format = 'via [⛑️  $version](bold red) '

OpenStack

The openstack module shows the current OpenStack cloud and project. The module only active when the OS_CLOUD env var is set, in which case it will read clouds.yaml file from any of the default locations. to fetch the current project in use.

オプション

オプションデフォルト説明
format'on [$symbol$cloud(\($project\))]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'☁️ 'The symbol used before displaying the current OpenStack cloud.
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the openstack module.

変数

変数設定例説明
cloudcorpThe current OpenStack cloud
projectdevThe current OpenStack project
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[openstack]
format = 'on [$symbol$cloud(\($project\))]($style) '
style = 'bold yellow'
symbol = '☁️ '

OS

The os module shows the current operating system. OS information is detected via the os_info crate.

WARNING

The os_info crate used by this module is known to be inaccurate on some systems.

TIP

このモジュールはデフォルトで無効になっています。 有効にするには、設定ファイルで disabledfalse に設定します。

オプション

オプションデフォルト説明
format'[$symbol]($style)'module のフォーマットです。
style'bold white'モジュールのスタイルです。
disabledtrueDisables the os module.
symbolsA table that maps each operating system to its symbol.

symbols allows you to define arbitrary symbols to display for each operating system type. Operating system types not defined by your configuration use the default symbols table below. All operating systems currently supported by the module are listed below. If you would like an operating system to be added, feel free to open a feature request.

toml
# This is the default symbols table.
[os.symbols]
AIX = "➿ "
Alpaquita = "🔔 "
AlmaLinux = "💠 "
Alpine = "🏔️ "
Amazon = "🙂 "
Android = "🤖 "
Arch = "🎗️ "
Artix = "🎗️ "
CentOS = "💠 "
Debian = "🌀 "
DragonFly = "🐉 "
Emscripten = "🔗 "
EndeavourOS = "🚀 "
Fedora = "🎩 "
FreeBSD = "😈 "
Garuda = "🦅 "
Gentoo = "🗜️ "
HardenedBSD = "🛡️ "
Illumos = "🐦 "
Kali = "🐉 "
Linux = "🐧 "
Mabox = "📦 "
Macos = "🍎 "
Manjaro = "🥭 "
Mariner = "🌊 "
MidnightBSD = "🌘 "
Mint = "🌿 "
NetBSD = "🚩 "
NixOS = "❄️ "
OpenBSD = "🐡 "
OpenCloudOS = "☁️ "
openEuler = "🦉 "
openSUSE = "🦎 "
OracleLinux = "🦴 "
Pop = "🍭 "
Raspbian = "🍓 "
Redhat = "🎩 "
RedHatEnterprise = "🎩 "
RockyLinux = "💠 "
Redox = "🧪 "
Solus = "⛵ "
SUSE = "🦎 "
Ubuntu = "🎯 "
Ultramarine = "🔷 "
Unknown = "❓ "
Void = "  "
Windows = "🪟 "

変数

変数設定例説明
symbol🎗️The current operating system symbol from advanced option symbols
nameArch LinuxThe current operating system name
typeArchThe current operating system type
codenameThe current operating system codename, if applicable
editionThe current operating system edition, if applicable
versionThe current operating system version, if applicable
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[os]
format = "on [($name )]($style)"
style = "bold blue"
disabled = false

[os.symbols]
Windows = " "
Arch = "Arch is the best! "

パッケージのバージョン

package モジュールは、現在のディレクトリがパッケージのリポジトリである場合に表示され、現在のバージョンが表示されます。 The module currently supports npm, nimble, cargo, poetry, python, composer, gradle, julia, mix, helm, shards, daml and dart packages.

  • npm – The npm package version is extracted from the package.json present in the current directory
  • Cargo – The cargo package version is extracted from the Cargo.toml present in the current directory
  • Nimble - The nimble package version is extracted from the *.nimble file present in the current directory with the nimble dump command
  • Poetry – The poetry package version is extracted from the pyproject.toml present in the current directory
  • Python - The python package version is extracted from a PEP 621 compliant pyproject.toml or a setup.cfg present in the current directory
  • Composer – The composer package version is extracted from the composer.json present in the current directory
  • Gradle – The gradle package version is extracted from the build.gradle present in the current directory
  • Julia - The package version is extracted from the Project.toml present in the current directory
  • Mix - The mix package version is extracted from the mix.exs present in the current directory
  • Helm - The helm chart version is extracted from the Chart.yaml present in the current directory
  • Maven - The maven package version is extracted from the pom.xml present in the current directory
  • Meson - The meson package version is extracted from the meson.build present in the current directory
  • Shards - The shards package version is extracted from the shard.yml present in the current directory
  • V - The vlang package version is extracted from the v.mod present in the current directory
  • SBT - The sbt package version is extracted from the build.sbt present in the current directory
  • Daml - The daml package version is extracted from the daml.yaml present in the current directory
  • Dart - The dart package version is extracted from the pubspec.yaml present in the current directory

⚠️ 表示されるバージョンは、パッケージマネージャーではなく、ソースコードが現在のディレクトリにあるパッケージのバージョンです。

オプション

オプションデフォルト説明
format'is [$symbol$version]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'📦 'パッケージのバージョンを表示する前に使用される記号です。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
style'bold 208'モジュールのスタイルです。
display_privatefalseEnable displaying version for packages marked as private.
disabledfalsepackage モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv1.0.0The version of your package
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[package]
format = 'via [🎁 $version](208 bold) '

Perl

perlモジュールは、現在インストールされているPerlのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにMakefile.PLまたはBuild.PLファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにcpanfileまたはcpanfile.snapshotファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにMETA.jsonまたはMETA.ymlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.perl-versionファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.pl.pmまたは.podのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'モジュールのフォーマット文字列。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🐪 'The symbol used before displaying the version of Perl
detect_extensions['pl', 'pm', 'pod']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['Makefile.PL', 'Build.PL', 'cpanfile', 'cpanfile.snapshot', 'META.json', 'META.yml', '.perl-version']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold 149'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the perl module.

変数

変数設定例説明
versionv5.26.1The version of perl
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[perl]
format = 'via [🦪 $version]($style) '

PHP

phpモジュールは、現在インストールされているPHP のバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにcomposer.jsonファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.php-versionファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.phpのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🐘 'PHPのバージョンを表示する前に使用される記号です。
detect_extensions['php']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['composer.json', '.php-version']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'147 bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalsephpモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv7.3.8The version of php
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[php]
format = 'via [🔹 $version](147 bold) '

Pijul Channel

The pijul_channel module shows the active channel of the repo in your current directory.

オプション

オプションデフォルト説明
symbol' 'The symbol used before the pijul channel name of the repo in your current directory.
style'bold purple'モジュールのスタイルです。
format'on [$symbol$channel]($style) 'module のフォーマットです。
truncation_length2^63 - 1Truncates the pijul channel name to N graphemes
truncation_symbol'…'ブランチ名切り捨てられていることを示すための記号です。
disabledtrueDisables the pijul module.

Pulumi

The pulumi module shows the current username, selected Pulumi Stack, and version.

TIP

By default the Pulumi version is not shown, since it takes an order of magnitude longer to load then most plugins (~70ms). それでも有効にしたい場合は、 以下の例に従ってください.

デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにPulumi.yamlまたはPulumi.ymlファイルが含まれている
  • A parent directory contains either Pulumi.yaml or Pulumi.yml unless search_upwards is set to false

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($username@)$stack]($style) 'モジュールのフォーマット文字列。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol' 'A format string shown before the Pulumi stack.
style'bold 5'モジュールのスタイルです。
search_upwardstrueEnable discovery of pulumi config files in parent directories.
disabledfalseDisables the pulumi module.

変数

変数設定例説明
versionv0.12.24The version of pulumi
stackdevThe current Pulumi stack
usernamealiceThe current Pulumi username
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

With Pulumi Version

toml
# ~/.config/starship.toml

[pulumi]
format = '[🛥 ($version )$stack]($style) '

Without Pulumi version

toml
# ~/.config/starship.toml
[pulumi]
symbol = '🛥 '
format = '[$symbol$stack]($style) '

PureScript

purescriptモジュールは、現在インストールされているPureScriptのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにspago.dhallファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.pursのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'<=> 'The symbol used before displaying the version of PureScript.
detect_extensions['purs']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['spago.dhall']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold white'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the purescript module.

変数

変数設定例説明
version0.13.5The version of purescript
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[purescript]
format = 'via [$symbol$version](bold white)'

Python

The python module shows the currently installed version of Python and the current Python virtual environment if one is activated.

pyenvversionnametrue に設定されている場合 、pyenv でのバージョン名が表示されます 。 そうでなければ、python --version を元にバージョン番号を表示します。

デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに.python-versionファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにPipfileファイルが含まれている
  • The current directory contains a __init__.py file
  • カレントディレクトリにpyproject.tomlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにrequirements.txtファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにsetup.pyファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにtox.iniファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.pyの拡張子のファイルが含まれている.
  • 仮想環境がアクティブである

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [${symbol}${pyenv_prefix}(${version} )(\($virtualenv\) )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🐍 'A format string representing the symbol of Python
style'yellow bold'モジュールのスタイルです。
pyenv_version_namefalsepyenvを使用してPythonバージョンを取得します
pyenv_prefix'pyenv'Prefix before pyenv version display, only used if pyenv is used
python_binary['python', 'python3', 'python2']Configures the python binaries that Starship should executes when getting the version.
detect_extensions['py']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['.python-version', 'Pipfile', '__init__.py', 'pyproject.toml', 'requirements.txt', 'setup.py', 'tox.ini']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalsepythonモジュールを無効にします。

TIP

The python_binary variable accepts either a string or a list of strings. Starship will try executing each binary until it gets a result. Note you can only change the binary that Starship executes to get the version of Python not the arguments that are used.

The default values and order for python_binary was chosen to first identify the Python version in a virtualenv/conda environments (which currently still add a python, no matter if it points to python3 or python2). This has the side effect that if you still have a system Python 2 installed, it may be picked up before any Python 3 (at least on Linux Distros that always symlink /usr/bin/python to Python 2). If you do not work with Python 2 anymore but cannot remove the system Python 2, changing this to 'python3' will hide any Python version 2, see example below.

変数

変数設定例説明
version'v3.8.1'The version of python
symbol'🐍 'オプション symbol の値をミラーする
style'yellow bold'オプション style の値をミラーする
pyenv_prefix'pyenv 'Mirrors the value of option pyenv_prefix
virtualenv'venv'The current virtualenv name

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[python]
symbol = '👾 '
pyenv_version_name = true
toml
# ~/.config/starship.toml

[python]
# Only use the `python3` binary to get the version.
python_binary = 'python3'
toml
# ~/.config/starship.toml

[python]
# Don't trigger for files with the py extension
detect_extensions = []

Quarto

The quarto module shows the current installed version of Quarto used in a project.

デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • The current directory contains a _quarto.yml file
  • The current directory contains any *.qmd file

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'⨁ 'A format string representing the symbol of Quarto
style'bold #75AADB'モジュールのスタイルです。
detect_extensions['.qmd']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['_quarto.yml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalseDisables the quarto module.

変数

変数設定例説明
version1.4.549The version of quarto
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

R

rlangモジュールは、現在インストールされているRのバージョンを表示します。 次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに拡張子が.Rのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.Rdのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.Rmdのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.Rprojのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.Rsxのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.Rprofileファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.Rproj.userフォルダが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'📐'A format string representing the symbol of R.
style'blue bold'モジュールのスタイルです。
detect_extensions['R', 'Rd', 'Rmd', 'Rproj', 'Rsx']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['.Rprofile']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['.Rproj.user']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalseDisables the r module.

変数

変数設定例説明
versionv4.0.5The version of R
symbolオプション symbol の値をミラーする
style'blue bold'オプション style の値をミラーする

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[rlang]
format = 'with [📐 $version](blue bold) '

Raku

The raku module shows the currently installed version of Raku. デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • The current directory contains a META6.json file
  • The current directory contains a .p6, .pm6, .raku, .rakumod or .pod6

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version-$vm_version )]($style)'モジュールのフォーマット文字列。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🦋 'The symbol used before displaying the version of Raku
detect_extensions['p6', 'pm6', 'pod6', 'raku', 'rakumod']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['META6.json']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold 149'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the raku module.

変数

変数設定例説明
versionv6.dThe version of raku
vm_versionmoarThe version of VM raku is built on
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[raku]
format = 'via [🦪 $version]($style) '

Red

デフォルトではredモジュールは、現在インストールされているRedのバージョンを表示します。 次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます:

  • カレントディレクトリに拡張子が.red or .redsのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🔺 'A format string representing the symbol of Red.
detect_extensions['red']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'red bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the red module.

変数

変数設定例説明
versionv2.5.1The version of red
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[red]
symbol = '🔴 '

Ruby

デフォルトではrubyモジュールは現在インストールされているRubyのバージョンを表示します。 次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます:

  • カレントディレクトリにGemfileファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに .ruby-version ファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに .rb ファイルが含まれている
  • 環境変数にRUBY_VERSIONまたはRBENV_VERSIONが設定されている

Starship gets the current Ruby version by running ruby -v.

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'💎 'Rubyのシンボルを表すフォーマット文字列.
detect_extensions['rb']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['Gemfile', '.ruby-version']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
detect_variables['RUBY_VERSION', 'RBENV_VERSION']Which environment variables should trigger this module.
style'bold red'モジュールのスタイルです。
disabledfalserubyモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv2.5.1The version of ruby
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする
gemsettestOptional, gets the current RVM gemset name.

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[ruby]
symbol = '🔺 '

Rust

デフォルトではrustモジュールは現在インストールされているRustのバージョンを表示します。 次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます:

  • カレントディレクトリにCargo.tomlファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.rsの拡張子のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🦀 'Rustのシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['rs']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['Cargo.toml']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold red'モジュールのスタイルです。
disabledfalserustモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv1.43.0-nightlyrustcのバージョン
numver1.51.0The numeric component of the rustc version
toolchainbetaThe toolchain version
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[rust]
format = 'via [⚙️ $version](red bold)'

Scala

scala モジュールは、現在インストールされているScalaのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにbuild.sbt.scalaenvまたは.sbtenvファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.scalaまたは.sbtのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに.metalsディレクトリが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [${symbol}(${version} )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
detect_extensions['sbt', 'scala']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['.scalaenv', '.sbtenv', 'build.sbt']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['.metals']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
symbol'🆂 'A format string representing the symbol of Scala.
style'red dimmed'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the scala module.

変数

変数設定例説明
version2.13.5The version of scala
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[scala]
symbol = '🌟 '

Shell

The shell module shows an indicator for currently used shell.

TIP

このモジュールはデフォルトで無効になっています。 有効にするには、設定ファイルで disabledfalse に設定します。

オプション

オプションデフォルト説明
bash_indicator'bsh'A format string used to represent bash.
fish_indicator'fsh'A format string used to represent fish.
zsh_indicator'zsh'A format string used to represent zsh.
powershell_indicator'psh'A format string used to represent powershell.
pwsh_indicatorA format string used to represent pwsh. The default value mirrors the value of powershell_indicator.
ion_indicator'ion'A format string used to represent ion.
elvish_indicator'esh'A format string used to represent elvish.
tcsh_indicator'tsh'A format string used to represent tcsh.
xonsh_indicator'xsh'A format string used to represent xonsh.
cmd_indicator'cmd'A format string used to represent cmd.
nu_indicator'nu'A format string used to represent nu.
unknown_indicator''The default value to be displayed when the shell is unknown.
format'[$indicator]($style) 'module のフォーマットです。
style'white bold'モジュールのスタイルです。
disabledtrueDisables the shell module.

変数

変数デフォルト説明
indicatorMirrors the value of indicator for currently used shell.
style*オプション style の値のミラー。

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[shell]
fish_indicator = '󰈺 '
powershell_indicator = '_'
unknown_indicator = 'mystery shell'
style = 'cyan bold'
disabled = false

SHLVL

The shlvl module shows the current SHLVL ('shell level') environment variable, if it is set to a number and meets or exceeds the specified threshold.

オプション

オプションデフォルト説明
threshold2Display threshold.
format'[$symbol$shlvl]($style) 'module のフォーマットです。
symbol'↕️ 'The symbol used to represent the SHLVL.
repeatfalseCauses symbol to be repeated by the current SHLVL amount.
repeat_offset0Decrements number of times symbol is repeated by the offset value
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
disabledtrueDisables the shlvl module.

変数

変数設定例説明
shlvl3The current value of SHLVL
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[shlvl]
disabled = false
format = '$shlvl level(s) down'
threshold = 3

Using repeat and repeat_offset along with character module, one can get prompt like ❯❯❯ where last character is colored appropriately for return status code and preceding characters are provided by shlvl.

toml
# ~/.config/starship.toml

[shlvl]
disabled = false
format = '[$symbol$shlvl]($style)'
repeat = true
symbol = '❯'
repeat_offset = 1
threshold = 0

Singularity

The singularity module shows the current Singularity image, if inside a container and $SINGULARITY_NAME is set.

オプション

オプションデフォルト説明
format'[$symbol\[$env\]]($style) 'module のフォーマットです。
symbol''A format string displayed before the image name.
style'bold dimmed blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables the singularity module.

変数

変数設定例説明
envcentos.imgThe current Singularity image
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[singularity]
format = '[📦 \[$env\]]($style) '

Solidity

The solidity module shows the currently installed version of Solidity The module will be shown if any of the following conditions are met:

  • The current directory contains a file with the .sol extension

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${major}.${minor}.${patch}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'S 'A format string representing the symbol of Solidity
`compiler['solc']The default compiler for Solidity.
detect_extensions['sol']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
disabledfalseDisables this module.

変数

変数設定例説明
versionv0.8.1The version of solidity
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml
[solidity]
format = "via [S $version](blue bold)"

Spack

spack モジュールは、$SPACK_ENV が設定されているときに、現在の Spack 環境を表示します。

オプション

オプションデフォルト説明
truncation_length1環境パスを切り捨てて表示するディレクトリの数。 0は切り捨てがないことを意味します。 directoryもご覧ください。
symbol'🅢 '環境名の直前に使用されるシンボルです。
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
format'via [$symbol$environment]($style) 'module のフォーマットです。
disabledfalsespack モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
environmentastronauts現在の spack 環境
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[spack]
format = '[$symbol$environment](dimmed blue) '

Status

status モジュールは、直前のコマンドの終了ステータスを表示します。 $success_symbol が空 (既定) の場合、モジュールは終了ステータスが 0 でない場合にのみ表示されます。 終了ステータスは符号付き32ビット整数にキャストされます。

TIP

このモジュールはデフォルトで無効になっています。 有効にするには、設定ファイルで disabledfalse に設定します。

オプション

オプションデフォルト説明
format'[$symbol$status]($style) 'モジュールのフォーマットです。
symbol'❌'プログラムエラー時に表示される記号です。
success_symbol''プログラム成功時に表示される記号です。
not_executable_symbol'🚫'ファイルが実行可能ファイルでないときに表示されるシンボルです。
not_found_symbol'🔍'コマンドが見つからないときに表示されるシンボルです。
sigint_symbol'🧱'SIGINT (Ctrl + c) に際して表示されるシンボルです。
signal_symbol'⚡'任意のシグナルに対して表示されるシンボルです。
style'bold red'モジュールのスタイルです。
recognize_signal_codetrue終了ステータスからシグナルへのマッピングを有効にします。
map_symbolfalse終了ステータスからシンボルへのマッピングを有効にします。
pipestatusfalseパイプステータス表示を有効にします。
pipestatus_separator|パイプラインの各要素を分割するのに使う記号を指定します。フォーマット文字列がサポートされます。
pipestatus_format'\[$pipestatus\] => [$symbol$common_meaning$signal_name$maybe_int]($style)'コマンドがパイプラインである場合のモジュールのフォーマットです。
pipestatus_segment_format指定されている場合、パイプステータスの要素を書式設定する際に format の代わりに使われます。
disabledtruestatusモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
status127直前のコマンドの終了ステータス
hex_status0x7F直前のコマンドの終了ステータスを16進数で表記したもの
int127直前のコマンドの終了ステータス
common_meaningERRORシグナルでない場合、終了ステータスの意味
signal_number9シグナルで終了した場合、終了ステータスに対応するシグナル番号
signal_nameKILLシグナルで終了した場合、終了ステータスに対応するシグナル名
maybe_int7対応する意味が見つからない場合にのみ、終了コード番号を含みます。
pipestatusパイプラインプログラムの終了ステータスの表示です。pipestatus_format の中でのみ使用できます。
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[status]
style = 'bg:blue'
symbol = '🔴 '
success_symbol = '🟢 SUCCESS'
format = '[\[$symbol$common_meaning$signal_name$maybe_int\]]($style) '
map_symbol = true
disabled = false

Sudo

sudo モジュールは、sudo 資格情報が現在キャッシュされているかどうかを表示します。 モジュールは資格情報がキャッシュされている場合にのみ表示されます。

TIP

このモジュールはデフォルトで無効になっています。 有効にするには、設定ファイルで disabledfalse に設定します。

オプション

オプションデフォルト説明
format'[as $symbol]($style)'モジュールのフォーマットです。
symbol'🧙 '資格情報がキャッシュされたときに表示されるシンボルです。
style'bold blue'モジュールのスタイルです。
allow_windowsfalseWindows にはデフォルトで sudo がないため、既定で無効になります。
disabledtruesudo モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[sudo]
style = 'bold green'
symbol = '👩‍💻 '
disabled = false
toml
# Windows では
# $HOME\.starship\config.toml

[sudo]
allow_windows = true
disabled = false

Swift

デフォルトではswift モジュールは、現在インストールされているSwiftのバージョンを表示します。 次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます:

  • カレントディレクトリにPackage.swiftファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が.swiftのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'🐦 'Swift のシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['swift']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['Package.swift']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold 202'モジュールのスタイルです。
disabledfalseswift モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv5.2.4swift のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[swift]
format = 'via [🏎  $version](red bold)'

Terraform

terraform モジュールは、現在選択されているTerraform workspace とバージョンを表示します。

TIP

Terraformのバージョンはデフォルトでは表示されません。多くのプラグインが使用されている場合、現在のTerraformのバージョンでは遅くなるからです。 それでも有効にしたい場合は、 以下の例に従ってください.

デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに.terraformフォルダが含まれている
  • 現在のディレクトリに .tf, .tfplan または .tfstate のいずれかの拡張子を持つファイルがある。

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol$workspace]($style) 'モジュールのフォーマット文字列。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'💠'ワークスペースの前に表示されるフォーマット文字列。
detect_extensions['tf', 'tfplan', 'tfstate']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders['.terraform']どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'bold 105'モジュールのスタイルです。
disabledfalseterraform モジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv0.12.24terraform のバージョン
workspacedefault現在のTerraformワークスペース
symbolオプション symbol の値をミラーします
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

Terraform バージョン表示あり

toml
# ~/.config/starship.toml

[terraform]
format = '[🏎💨 $version$workspace]($style) '

Terraform バージョン表示なし

toml
# ~/.config/starship.toml

[terraform]
format = '[🏎💨 $workspace]($style) '

時刻

timeモジュールは、現在の現地時間を示します。 format設定は、時間の表示方法を制御するためにchronoクレートによって使用されます。 使用可能なオプションを確認するには、chrono strftimeのドキュメントをご覧ください。

TIP

このモジュールはデフォルトで無効になっています。 有効にするには、設定ファイルで disabledfalse に設定します。

オプション

オプションデフォルト説明
format'at [$time]($style) 'モジュールのフォーマット文字列。
use_12hrfalse12時間のフォーマットを有効にします。
time_formatこの表の下を参照してください時刻のフォーマットに使用されるクロノフォーマット文字列 です。
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
utc_time_offset'local'使用するUTCオフセットを設定します。 -24 から 24 までの間で設定可能です。 フロートが30/45分のタイムゾーンオフセットに対応できるようにします。
disabledtruetimeモジュールを無効にします。
time_range'-'モジュールを表示する時間帯を設定します。 時刻は24時間形式で指定する必要があります。

use_12hrtrue の場合、format のデフォルトは '%r' です。 それ以外の場合、デフォルトは'%T'です。 time_format を手動で設定すると、設定 use_12hr が上書きされます。

変数

変数設定例説明
time13:08:10現在時刻
style*オプション style の値をミラーします

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[time]
disabled = false
format = '🕙[\[ $time \]]($style) '
time_format = '%T'
utc_time_offset = '-5'
time_range = '10:00:00-14:00:00'

Typst

typst モジュールは、現在インストールされてプロジェクトで使われている Typst のバージョンを表示します。

デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにtemplate.typファイルが含まれている
  • カレントディレクトリに拡張子が .typ のファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol't 'Damlの記号を表すフォーマット文字列です。
style'bold #0093A7'モジュールのスタイルです。
detect_extensions['.typ']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['template.typ']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
disabledfalsedamlモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv0.9.0typstのバージョン。typst_version のエイリアスです。
typst_versiondefault現在の Typst バージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

ユーザー名

usernameモジュールはアクティブなユーザーのユーザー名を表示します。 次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます:

  • 現在のユーザーが root/admin である
  • カレントユーザーが、ログインしているユーザーとは異なる
  • ユーザーがSSHセッションとして接続されている
  • show_always変数がtrueに設定されている
  • 配列 detect_env_var に、少なくとも1つの現在シェルで設定されている環境変数の名前が含まれている

TIP

SSH接続は、環境変数 SSH_CONNECTIONSSH_CLIENT、および SSH_TTY をチェックすることで検出されます。 お使いの SSH ホストがこれらの変数を設定しない場合、回避策として例えばこれらの変数にダミー値を設定してください。

オプション

オプションデフォルト説明
style_root'bold red'ユーザーが root/admin のときに使用されるスタイルです。
style_user'bold yellow'非rootユーザーに使用されるスタイルです。
detect_env_vars[]このモジュールを活性化する環境変数。
format'[$user]($style) in 'module のフォーマットです。
show_alwaysfalseusername モジュールを常に表示します。
disabledfalseusername モジュールを無効にします。
aliases{}システムユーザー名を別のものに置換します。

変数

変数設定例説明
style'red bold'root がログインしている場合は style_root オプションの値をミラーし、そうでない場合は style_user をミラーします。
user'matchai'現在ログインしているユーザーID。

設定例

ホスト名を常に表示する

toml
# ~/.config/starship.toml

[username]
style_user = 'white bold'
style_root = 'black bold'
format = 'user: [$user]($style) '
disabled = false
show_always = true
aliases = { "corpuser034g" = "matchai" }

リモートのtmuxセッションでホスト名を非表示にする

toml
# ~/.config/starship.toml

[hostname]
ssh_only = false
detect_env_vars = ['!TMUX', 'SSH_CONNECTION']
disabled = false

Vagrant

vagrantモジュールは、現在インストールされているVagrantのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリにVagrantfileファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'⍱ 'Vagrant のシンボルを表すフォーマット文字列.
detect_extensions[]どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['Vagrantfile']どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'cyan bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalsevagrantモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionVagrant 2.2.10Vagrant のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[vagrant]
format = 'via [⍱ $version](bold white) '

V

vlangモジュールは、現在インストールされているVのバージョンを表示します。 デフォルトでは次の条件のいずれかが満たされると、モジュールが表示されます。

  • カレントディレクトリに拡張子が.vのファイルが含まれている
  • カレントディレクトリにv.modvpkg.jsonまたは.vpkg-lock.jsonファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'V 'V のシンボルを表すフォーマット文字列
detect_extensions['v']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files['v.mod', 'vpkg.json', '.vpkg-lock.json' ]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか
style'blue bold'モジュールのスタイルです。
disabledfalsevlangモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
versionv0.2v のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml
[vlang]
format = 'via [V $version](blue bold) '

VCSH

vcsh モジュールは、現在アクティブな VCSH リポジトリを表示します。 モジュールは、現在使用中のリポジトリがある場合にのみ表示されます。

オプション

オプションデフォルト説明
symbol''リポジトリ名の前に表示される記号です。
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
format'vcsh [$symbol$repo]($style) 'module のフォーマットです。
disabledfalsevcshモジュールを無効にします。

変数

変数設定例説明
repodotfiles (dotfiles という名の VCSH リポジトリ内にいる場合)アクティブなリポジトリ名
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*black bold dimmedオプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[vcsh]
format = '[🆅 $repo](bold blue) '

Zig

既定で zigモジュールは、現在インストールされているZigのバージョンを表示します。 このモジュールは次の条件のいずれかが満たされると表示されます:

  • カレントディレクトリに拡張子が.zigのファイルが含まれている

オプション

オプションデフォルト説明
format'via [$symbol($version )]($style)'module のフォーマットです。
version_format'v${raw}'バージョンのフォーマット。 使用可能な変数はrawmajorminorpatchです。
symbol'↯ 'Zig のバージョンの前に表示されるシンボルです。
style'bold yellow'モジュールのスタイルです。
disabledfalsezig モジュールを無効にします。
detect_extensions['zig']どの拡張子がこのモジュールをアクティブにするか
detect_files[]どのファイル名がこのモジュールをアクティブにするか
detect_folders[]どのフォルダーがこのモジュールをアクティブにするか

変数

変数設定例説明
versionv0.6.0zig のバージョン
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[zig]
symbol = '⚡️ '

カスタムコマンド

custom モジュールは、任意のコマンドの出力を表示します。

以下のいずれかの条件が満たされる場合に、モジュールが表示されます:

  • 現在のディレクトリに detect_files に挙げた名前のファイルが存在する。
  • 現在のディレクトリに detect_folders に挙げた名前のサブディレクトリが存在する。
  • 現在のディレクトリに detect_extensions に挙げた拡張子に一致するファイルが存在する。
  • when コマンドが 0 を返す。
  • os フィールドが指定されている場合、現在のオペレーティング システム (std::env::consts::OS) がそれに一致する。

TIP

. を使用して複数のカスタムモジュールを定義できます。

TIP

カスタムモジュールが表示される順序は、${custom.foo} (ドットが含まれるので ${...} を使う必要があります) をトップレベルの format に入れることで個別に設定できます。 既定では、 custom モジュールは、単にすべての custom モジュールを定義順で表示します。

TIP

イシュー #1252 にはカスタムモジュールの例が含まれています。 紹介されていない興味深い用例をお持ちでしたら、そちらで気軽に共有してください!

コマンド出力はエスケープされずにプロンプトに出力されます

コマンドが生成するいかなる出力もそのままプロンプト内に表示されます。 つまり、出力にシェルによって解釈される特殊なシーケンスが含まれている場合、それらが表示時に展開されます。 特殊なシーケンスは各シェル固有のものです。例えば \h などの Bash で使われるシーケンスを出力するコマンドモジュールを作成することができますが、そのようなモジュールは Fish や Zsh などのシェルでは動きません。

フォーマット文字列には、シェル固有のプロンプトシーケンスを含めることもできます。例えば Bash, Zsh.

オプション

オプションデフォルト説明
command''その出力が表示されるコマンド。 コマンドはシェルの標準入力に渡されます。
whenfalseブール値 (クォートなしの true または false) かモジュールを表示する条件として使用されるシェルコマンド文字列。 文字列の場合、コマンドが終了ステータス 0 を返したときにモジュールが表示されます。
require_repofalsetrueの場合、モジュールは (Git の) リポジトリを含むパスにのみ表示されます。 他のオプションが指定されていない場合、このオプション単体では表示条件として不十分です。
shellこの表の下を参照してください
説明'<custom module>'starship explain 実行の際に表示されるモジュールの説明。
detect_files[]表示条件として確認する作業ディレクトリ内のファイル名を指定します。
detect_folders[]表示条件として確認する作業ディレクトリ内のディレクトリ名を指定します。
detect_extensions[]表示条件として確認する作業ディレクトリ内のファイルの拡張子を指定します。
symbol''コマンド出力の前に表示される記号です。
style'bold green'モジュールのスタイルです。
format'[$symbol($output )]($style)'module のフォーマットです。
disabledfalsecustom モジュールを無効にします。
osモジュールが表示されるオペレーティングシステムの名前 (unix, linux, macos, windows, ...)。 利用可能な値 を参照してください。
use_stdinシェルに対してコマンドを標準出力を介して指定するか引数を介して指定するかの振る舞い上書きするおまけの boolen 値の設定です。 指定がない場合、(cmd, nushell などのようにシェルのサポート外でない限り) 標準入力が既定で使われます。 設定するとシェル固有の引数処理を無効にします。
ignore_timeoutfalseグローバルな command_timeout 設定を無視して、いくら時間がかかっても外部コマンド実行を継続します。

変数

変数説明
outputshell におけるシェルコマンドの出力結果。
symbolオプション symbol の値をミラーする
style*オプション style の値をミラーする

*: この変数は、スタイル文字列の一部としてのみ使用することができます。

カスタムコマンドを実行するシェル

shell には、以下のように空でない文字列のリストを指定します:

  • 最初の文字列は、コマンドを実行するために使用するシェルへのパスです。
  • その他の文字列は引数としてシェルに渡されます。

未設定の場合は、最初に STARSHIP_SHELL に対して、そして Linux では 'sh' に、Windowsでは 'cmd / C' に対してフォールバックが試みられます。

command は stdin に渡されます。

shell が指定されていないか要素の数が1つでかつ Starship が PowerShell が使われると判定した場合、次の引数が自動的に付加されます: -NoProfile -Command -shell が指定されていないか要素の数が1つでかつ Starship が Cmd が使われると判定した場合、引数 /C が自動的に付加され、stdinfalse に設定されます。 shell が指定されていないか要素の数が1つでかつ Starship が Nushell が使われると判定した場合、引数 -c が自動的に付加され、stdinfalse に設定されます。 この動作は、シェルに明示的に引数を渡すことで回避できます。例:

toml
shell = ['pwsh', '-Command', '-']

設定したカスタムシェルが正常終了することを再度ご確認ください

カスタムコマンドを設定するときは、(shell オプションを通して指定される) Starship が使用する既定のシェルがコマンドを正しく実行し正しく終了することを確認してください。

たとえば、PowerShell では一行コマンドを実行するために -Command パラメータを指定する必要があります。 このパラメータを省略すると、呼び出されたシェルが初期化のために再帰的に Starship を呼び出し、その Starship が再びカスタムコマンドを実行することによって、無限ループになる可能性があります。

PowerShell の -NoProfile に似たパラメータは、他のシェルでも推奨されます。これは、Starship の呼び出しごとにカスタムプロファイルの追加ロード時間が発生することを避けるためです。

現在、シェルと適切なパラメータの自動検出は実装されていますが、すべてのシェルがカバーされているとは限りません。 このような状況にお気づきの場合は、イシューを開いてシェルの詳細と Starship の設定をご報告ください。

設定例

toml
# ~/.config/starship.toml

[custom.foo]
command = 'echo foo' # コマンドの出力を表示する
detect_files = ['foo'] # フィルター。ワイルドカードは非対応
when = ''' test "$HOME" = "$PWD" '''
format = ' transcending [$output]($style)'

[custom.time]
command = 'time /T'
detect_extensions = ['pst'] # *.pst ファイルを選択
shell = ['pwsh.exe', '-NoProfile', '-Command', '-']

[custom.time-as-arg]
command = 'time /T'
detect_extensions = ['pst'] # *.pst ファイルを選択
shell = ['pwsh.exe', '-NoProfile', '-Command']
use_stdin = false